第3章 身体均整法は介護士、看護師にどう役立つの?
【ここまででは…でも】
ここまででは、みなさん、「何で私たちに役立つの?」と思われる方がたくさ
んいらっしゃることでしょう。
身体均整法では、体の「観察」というものを極めて重視します。基本となる3
姿形(陰陽で合計6姿形)を例に取ると、体が「前屈している」「後屈している」
「左側屈している」「右側屈している」「右回旋している」「左回旋している」とい
うように類別していきます。
つまり、人の体がどう歪んでいるか、しっかりと観察することが、その人のそ
の時の健康状態を観察することになるのです。この観察がしっかりできている
と、お世話する人が、その時どんな健康状態にあるのか、会話をせずに知る
ことが可能となるのです。
またその歪みに対して本当に様々な操法(歪みの改善・軽減法)があります
から、観察さえできていれば、お世話される人に今の状態を聞かずして、その
改善・軽減に努めることができます。
つまり聞かずにして痒いところに手が届くという感じですね。
お世話されるている人の中には、お話をすることが困難な人もいらっしゃる
でしょうから、会話でその健康状態を聞き取る必要がないというのは、
魅力ではありませんか。
【それに加えて】
身体均整法は大きく分けると、誰かにしてあげる他動操法と、自分自身にす
る自動操法が有ります。
他動操法については、上記した観察に合わせて操法を選択し、お世話してい
る人に行っていけばよいわけですが、みなさんご自身の健康管理については
どうでしょうか。
どんな職業でも充実した実務を行っていくには、心身の健康抜きには考えら
れないでしょう。まして肉体酷使するみなさんには、腰痛、膝痛、肩こり、首痛、
頭痛など、いわゆる「職業病」を抱えながら、お仕事をされている人もたくさん
いらっしゃると思います。
この後示の自動操法は、そんなみなさんの職業病を改善・軽減するのに、と
ってもお役に立つ操法なんです。
この自動操法も基本的には【身体均整法】の2.身体均整法では、でご説明
した運動制限の改善が目的で、ご自分の体の各種の動作確認をした上で、そ
の運動制限の改善に適した自動操法を用いて、その改善を行うと、腰痛、膝
痛、肩こりなどの体の訴えも改善されていくというものです。
どうです。一度試してみませんか。
学園長 講師陣
開講式
受講生
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はじめに 介護士、看護師のみなさんが抱えている悩みってなに? |
第1章 身体均整法って何だろう? |
第2章 つまり、身体均整法とは…? 学園説明会って面白そうだね! |
第3章 身体均整法は介護士、看護師にどう役立つの? |
第4章 有限責任中間法人身体均整師会ってこんなこともやっているんだね! |
終章 保健福祉の分野でお役に立てることが身体均整師の夢なのです(^^) |