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東京支部だよりバックナンバー(2007年4月)

■■  第117号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■           2007年4月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功


■第407回支部研修会報告■

2月に続いて3月11日の支部研修会も神奈川支部と合同で開催しました。     

横浜市技能会館にて大村慶人先生を講師に迎え、

第105回全国講習会の内容『身体均整法基本操法18技法(その2)』を再びご講義いただきました。

その中から抜粋して技法のコツをご紹介します。       

(1)肩甲骨上角付近が岩盤のように硬い人

揉んだり押したりはしません。

基本操法14の「肩甲間反射法」などを用いて、硬いところを浮き上がらせて引き伸ばします。 

※硬いところを浮き上がらせる為に、 操作側の受者の手掌を逆側の肩に置くのがコツ。

「伸ばす刺激」は、脳や脊髄などの中枢の緊張がよくとれます。

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(2)基本操法34「開膝反射法」

足指を包み込むように丸めたまま背屈を繰り返しています。

足指を支えている反対側の手で踵を把持、 手前に引きながら行います。

この操作後、反動的に底屈し、足甲に伸びをかけることで、脳・脊髄の緊張がとれます。

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(3)上肢を後転(伸展)できないとき  

基本操法18「中雇反射法」の操縦法3を用います。

※操作のコツはふたつあり、 ひとつは整者が自身の前腕を受者の上腕に添えること。

もうひとつは、左母指で圧定しているD3肩甲骨内縁に向けて、 受者の右腕を突き込んでいることです。

 

□座位による重要なポイント□

座位での調整に共通の重要な点があり、 それは腰を入れるという事です。

腰が入らないまま調整すると悪い形がそのまま残ります。

腰を入れらない人には座位での調整は行わない事を覚えておきましょう。

また、腰を入れなければ座位をやる意味はないと、大村先生は強調されました。

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大村先生は「受けたい方はどんどん並んでください。実際に行ってみます」 と何度も仰られました。 

前腕を添える動作は写真を見ても分かりますが、 D3への突き込みについては、実際に受けてみないとわかりません。

手技を間近で見て、そして自らで受けて感じ、 そしてすぐにそれを自分で行える有り難さを感じた1日となりました。 

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■19年4月の行事■

(1)第409回支部研修会

・日 時 4月15日(日)午後13時〜17時

・場 所 笹塚区民会館

・講 師 柄沢康弘先生

・内 容 『臨床施術の披露・施術の手をつくる』

4月の研修会は、柄沢康弘先生をお招きして開催いたします。                   

柄沢先生は、大村慶人先生のもとで身体均整法を学び、 その後ご自身で鍛練されている太極拳と気功術を施術に取り入れ、

独自の施術方法を会得されました。

また、これまでに多くの勉強会を開催し、 後進の技術・心構えなどの向上に努めてくださっております。

先だって筆者が先生の手を体験しましたので、ここに体感した様子を紹介させていただきます。

・女性的な共感力=受者の「虚」「実」を柔らかにそして的確に探ります

・男性的な刺激=目的箇所にそっと触れるだけで刺激はズシンと直線的に入ってきます=気功法

・呼吸と間=緩急をつけた間で呼、吸気を使い分け刺激を入れます 身体への触れられた感じは全て心地よく

(心地よいのが大事と仰っていました)、 特に「揺れ」を利用した椎骨の側湾調整は「安心」の極みでした。

──柄沢先生の言葉より─────────────────────────┐

「死ぬと身体はどうなるかと考えたんですね。  そして僕はそれと逆の事を施しているんです。

 例えば人は死ぬと冷たくなります。だから暖めてあげるのです」

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今回の支部研修会では、 先生が臨床で日頃行っている施術の全てを披露していただける事になりました。

会員の方からは「講師の先生の臨床の実際を通しで見せてもらいたい」 との声をよく聞かれます。

柄沢先生からはこの度自らそれを提案していただき大変貴重な講義となります。 どうぞお楽しみに。

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【来年度の支部研修会/活動予定】

来年度の支部研修会の開催は、 5月の全国講習会と11月・2月の学園開催以外は第三日曜日に固定いたします。  

 ◎5月13日(日) ※場所が変わります    

施術問題交換会    

講師:片岡先生、他    

講題:集客への道〜先輩の体験談    

参加費無料    

場所:井の頭線永福町駅徒歩5分  永福和泉地域区民センター第二和室

http://www2.city.suginami.tokyo.jp/map/detail.asp?home=H04940   

◎6月17日(日)

支部研修会 講師:未定    

◎7月15,16日(月祭)  

支部研修旅行「草津温泉」

◎8月19日(日)    

施術問題交換会 講師:田川先生、他  

◎9月16日(日)    

支部研修会 講師:未定    

◎10月21日(日)   

施術問題交換会

◎11月23日(金祭)or(18日第3日)   

支部研修会 講師:未定

◎12月16日(日)    

支部研修会 講師:未定      

忘年会  

◎1月20日(日)    

支部研修会 講師:田川直樹先生        

講題:「調整の流れ、技が効かない!どうする?」    

新年会  

◎2月11日(月祭)or(17日第3日)    

支部研修会 講師:太田雅雄先生  

◎3月16日(日)    

支部研修会 講師:西脇幸宏先生

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(2)第161回手技研究会

・日 時 3月19日(木)午後7時〜9時

・場 所 中野区大和町1−65−4増田ビル2階 ザ・均整法せいたい    

JR高円寺駅北口下車徒歩7分

・講 師 宮川幸次郎/池田 勝/金井周二

・内 容 『膝突き・捻転』

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(3)手技勉強会  

受者が納得し、整者が納得し、第3者が納得する「3 つの納得」の為を目標に実践しています。

 受者の施術料は、初回〜3回まで1,000円、4回以降 3,000円。

事故がおきた時に無料の場合は賠償保険の対 象にならないためにこのようにしています。 ご了承ください。

・日 時 

4月 5日(木)午前10時〜午後9時    

4月12日(木)午前10時〜午後9時   

4月19日(木)午前10時〜午後6時     

4月26日(木)午前10時〜午後9時

・場 所 手技研究会と同:ザ・均整法せいたい

http://map.yahoo.co.jp/pl? p=%C3%E6%CC%EE%B6%E8%C2%E7%CF%C2%C4%AE%A3%B1%A1%DD%A3%B6%A3%B5%A1%DD%A3% B4&lat=35.70650583&lon=139.65365083&gov=13114.17.1.65.4

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■東京支部より■

(1)先月号の訂正 会費の自動引落日については既にお知らせのハガキが届いているかと思いますが、

先月の支部便りの同記述がに誤りがありました事をここにご報告させていただきます。

会費の引落日は4月27日です。 大変ご迷惑をおかけしました。

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(2)支部総会開催の変更 東京支部の支部総会が、先月お伝えした年間予定では4月開催となっていましたが、

5月開催と変更となりました。 昨年度の活動の報告と、そして本年度の予定を決定する場です。

是非参加くださるようお願い申し上げます。

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(3)支部アンケートについて 先月の支部便りに同封いたしましたアンケートにつきましては、

たくさんの声を頂戴いたしました。 ありがとうございました。

なるほど、と思う声をいただき、 それは可能な限り今後の活動に活用させて頂きたく思います。

尚、生殖器講座の復刻テキストにつきましてはこれから製作にかかります。 しばらくお待ちください。                      

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■均整倶楽部活動報告■

均整師会有志による圏域なきボランティア集団〜均整倶楽部(太田毅先生代表)が、

去る2月25日に渋谷区幡ヶ谷社会教育館において開催された 幡ヶ谷文化祭に今年も参加しました。 

                

  均整倶楽部は、 年間を通じて様々な場所でボランティア活動、体験施術といった活動を続けています。

今回は7名の倶楽部員により1時間に21名の施術を行い、 ¥10,500の売り上げがあり、

そのうち経費などをのぞく金額を渋谷区の社協に寄付しました。 

        

こういった活動は、その地域に均整法の普及をはかり、 均整師としての社会貢献をはたすだけではありません。

均整師としての鍛練の場ともなります。

 

そして、日頃手技療術を経験された事のない方からは、術後に素晴らしい笑顔をプレゼントをされます。

術後のインタビューによると、 殆どの方が「もう一度受けたいけれど、どちらで開業されているのですか?」

と仰っていました。 まさに均整師冥利につきる体験です。

 

これからも均整倶楽部はこういった活動を通じて社会参加をしていきたいと思います。

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■本部より健康博覧会報告■

3月28〜30日に健康博覧会が開催され、 東京支部からはたくさんの先生方に協力を頂きました。

取り急ぎこの場を借りてお礼を申し上げさせて頂きます。  

現場は多くの混乱があり、せわしない状況が続くなか、 受付を担当された先生方、ありがとうございました。

均整法の普及の為、立ったままたくさんのパンフレットを わかりやすい解説を交えながら配って頂いた先生方、

ありがとうございました。

慣れない環境で立て続けに何人もの施術を担当してくださった先生方、 ありがとうございました。  

今年もたくさんのパンフや学園案内などの配付、二百名を越す方への施術ができました。

今回の機会が、参加くださった先生方の良き肥やしとなっていますよう願っております。 お礼まで。

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■入退会者■

【入会者のみなさま】

東京支部へみなさんようこそ。

東京支部では、多くの先生方がより充実した均整師としての生活を、

また「クライアントが月に百名訪れる均整師」になるよう協力をする、 を目的に活動をしております。

そして多くの支部員の「共生」をテーマに掲げて一緒に歩んでまいりましょう。

まずは支部研修会でお会いできたら、と思います。よろしくお願いします。

正会員 

牛来昌恵 2006.9.1付     

安齋奈美 2007.4.1付    

河内美早    同   

川名慶子    同     

小林慶紀    同    

冨家雅子    同    

山本喜久雄   同     

米木美明    同   

亀田理恵    同    

菊崎 浩    同     

菅原賢二    同    

丹羽善夫    同    

武 かつよ   同

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【退会者のみなさま】

これまでおつかれさまでした。

東京支部活動はいかがだったでしょうか?

退会されても支部への活動には一般としての参加もできます。

支部便りは東京支部のHPにも掲載されていますので そこから研修会の予定などご覧になりぜひご参加ください。

準会員

佐藤春二  2006.12.15付

正会員 

中村香織    同    

篠嵜 猛  2007.2.9付    

石原 好 2007.2.21付     

桑原和代  2007.3.31付

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■募 集■

この度、治療院の移転、拡張に伴い治療スタッフを募集しています。

骨折、捻挫、肉離れから椎間板ヘルニア、坐骨神経痛、ぎっくり腰、変形性膝関節症など

多数の患者さんが来院されますので、多くの臨床経験が積めると思います。

勤務地  埼玉県志木市中宗岡5-17-3 (東武東上線志木駅からバスで15分)

勤務時間 AM9:00〜PM7:00 (勤務時間、勤務日数応相談)

休 日  日・祭日/水・土午後 夏季休暇、年末年始  全国講習会開催日

給 与  月130,000円以上(皆勤手当含む)  技術レベルにより優遇、  歩合制による支給可

待 遇  昇給年2回、賞与年2回、 皆勤手当、交通費支給、昼食支給

     全国講習会費・損害賠償保険料補助あり

連絡先  新生接骨院(担当 梅木)

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■均整談議■

前回の支部研修会終了後に、 中華街の観光スポット「関帝廟」の真向かいにあるレストラン

『LAI SHIANG SONG SHU-KA(ライシャンソン酒家)』にて、 大村慶人先生を囲んで懇親会が開かれました。

 

大村先生は「ちょっと酔ったみたいです」と言いながら たくさんの均整のお話をしてくださいました。

その全部を本にして紹介したいくらい大事な話をしてくださったのです。 この場を借りてお礼を申し上げます。

 

三原則についてお話された中からひとつだけ紹介させてください。 亀井師範から受けた刺激の話をしてくださいました。

5番と9番に可動性の刺激を入れて頂いたそうなのですが、 息がつまる程のきつい刺激だったらしく、

それは可動性を入れられた直後は思わず「ぷはあ!」となる程のものだったそうです。

その後は正捻転を左右にしていただいたそうで、 術後はなにしろお腹が空いてどうしようもなかったと仰っていました。

 

大村先生曰く、息が止まりそして解放されたその「ぷはあ!」という感覚が、 可動性には大事だったかもしれません、

ということです。

三原則の刺激は、それぞれが吸気、呼気、そして呼気吸気に合わせた刺激の入れ方で 大きく作用するものです。

改めてそれを認識させられるエピソードに触れる事ができました。

 

参加したある方が「大村先生を目標として追いつけたらいいです」と言った折りに

「私ではなく亀井師範を目標として追い越してください」と声をかけていたのが 強く印象に残っています。

本当に楽しいひとときでした。

 

このような機会を設けていただいた神奈川支部の先生方には感謝してやみません。 ありがとうございました。

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■あとがき■

今回の支部便りは、健康博と時期が重なり、発行が遅れてしまいました。

支部研修会のお知らせも早めにお届けしなければならないところを、ご迷惑をおかけしました。

 

アンケートではこの便りへの激励などを随分と頂き、とても励みとなりました。

この支部便りを、均整師会に所属しているメリットとしてとらえていただくべく、切磋琢磨していきます。

これまでも数多くの編集ミスや、発行遅れなどによるご迷惑をおかけしてばかりでありましたが、

どうぞご意見などお寄せください。 本年度もまた宜しくお願い申し上げます。(矢作)



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