御陰さまで平成24年度支部総会においてすべての案が承認いただけた事をご報告します。 平成24年度、東京支部をよろしくお願いいたしま す。共に歩んでいきましょう!(支部委員一同)
総会にて以下の委員が承認されました。
支部相談役 星野一彦 / 西脇幸宏 坂戸 哲 / 宮川幸次郎 / 小酒井外紀 / 池田 勝
支 部 長 深沢 功 (会員名簿管理/その他事務)
副支部長 天内 登 (会計 / 事務局)
副支部長 矢作智崇 (支部便り作成、印刷、発送/ビデオ撮影)
副支部長 田川直樹 (研修写真撮影/研修会報告/HP作成、更新)
支部理事 木内登喜子 (研修会場確保)
支部理事 片岡久雄 (ビデオ撮影 / DVD編集、製造 / DVD管理・販売)
支部理事 福田和子 (会計補佐)
支部理事 馬場久宏 (諸係)
支部理事 松岡博子(支部便り作成)
支部理事 桜井範幸 (DVD編集、製造)
支部委員 鈴木康子 (事務局補佐)
支部委員 野村玲奈 (事務局補佐)
支部委員 城 琢磨 (研修会報告)
支部監事 山崎慎市郎
支部監事 坂戸 哲
支部協力 谷川雄三 (会計補佐)
■支部委員より■ 馬場久宏
この原稿を書いているのは、第119回全国講習会の直後でまだまだ興奮と熱気が醒めません。いわば普段とは少々「気が違った」状態で書いておりますので、以下についてはその点ご承知のうえでお読みください。
全国講習会は講習内容がためになるのはもちろんのこと、何と言っても日頃お会いできない遠方の先生方や多くの仲間と会えるのが楽しいですね。今回東京支部からは60名に迫る参加がありました。多くの先生が日頃は 御一人で仕事をされていると思いますが、だからこそ同 じ均整師同士顔を合わせて様々な話ができる機会は嬉く感じられます。
一方で東京支部の総会員数は約200名ですから、今回お会いできなかった支部会員も百数十名いらっしゃる計算になりますね。お忙しい方が多いのだと思いますがときどきは仲間の顔を見に来ていただけたらと思います。
6月の支部研修会は私が講師ですので自分で呼ひかけるのは少々躊躇われますが、多くの方に御参加いただいて支部内の交流を深める機会としていただけたらと願う次第です。~研修会案内に続く~
■6月の予定■
◆第466回東京支部研修会◆
<講師紹介> 深沢 功
先日の全国講習会での馬場先生の質問には驚かされた。「漢方医学における最近の話題」を講義された矢久保修嗣先生も、その理解の深さと質の高さに驚かれたようである。私も質問したが、こちらはいたってレベルが低い。その質問は「犬の減塩食」だった(東洋医学と食養生ー上田ゆき子先生)。家に帰ると、馬場先生からメールが届いていた。
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「犬の減塩指導について~全国講習会お疲れさまでした。犬の件、ふと思い出したのでメールします。
馬などが塩をなめている姿を思い浮かべると犬の減塩は理不尽に思えますが、実は犬と馬には大きな違いがあって犬にはほとんど汗腺がないらしいです。
したがって汗で塩分を排出する馬や人間と同等の塩分を犬が摂取した場合は過剰になるとは言えると思います。
また馬は飼料として基本的に草しか与えられませんが犬の場合は人間の残飯などを与えられているケースがあり、その場合はかなり塩分過剰になっている可能性があります。
減塩指導はそういう人間の食べものを与えら れている犬を想定したものなら妥当ですし、汗をかかない犬のために配合されたドッグフードは濃い味付けに慣れた人間が食べれば全く塩気を感じなくても必要な量の塩分は含まれていると思われます。
なお、人間に比べて身体の知恵が鋭いはずの動物も自然環境を離れてペットとして飼い慣らされると人間同様に身体の知恵が鈍るようです。
だからこそペットの生活習慣病が増えているわけでして、実験として犬に塩気のものを与えて仮に喜んで食べたとしても、やはり日常的には無味乾燥なドッグフードを与えるのが愛犬の健康を守ることになると思われます。馬場」
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上田ゆき子先生からは「犬は診ていないから良くわからないが、動物は身体の知恵が働くから与えてみて、食べるかどうか試してみたら」と回答をいただいた。その時は納得した。しかし、帰る道すがら、でもその減塩食で犬の寿命も伸びているから、減塩が悪いわけでもないような気がしていた。それが馬場先生のメールで実に納得がいった。
田川先生、矢作先生、そして馬場先生。いつの間にか、回りに有能な先生が育っていた。その馬場先生が、長年均整法の理解の為に考え、導きだした答えが、今度の研修で語られるとおもうと楽しみである。 (深沢)
【原理を臨床に生かす~呼吸と三原則編】
講師 馬場久宏先生
・日 時 6月17日(日)
・場 所 渋谷区笹塚区民会館
・時 間 午後1時~午後4時50分
・料 金 均整師=¥2,000
6月・7月の講題ですが、「原理を臨床に生かす」としました。一応各月に分けて「呼吸と三原則編」「骨格と経絡編」という副題をつけてありますが、実際の進行としては各月で別テーマというより2ヶ月通して話がまとまる感じになると思います。
原理・原則にのっとって臨床を行うのは当然のことですから「あらためて言うようなことか?」と疑問に思う先生もおられ るかと思いますが、そこは各人各様でやり方が違うのが均整師です。どの原理を重視しそれをどのあたりまで活用するか原理に潜む謎をどう解決するか。そのへんに対する馬場のお勧めを御紹介しようというのが講題の趣旨です。
【中堅・ベテランの先生方へ】
呼吸について研究されている先生は多いことと思いますが話の範囲を狭く限定するならば全国講習会2日目の胸脇苦満と自律神経活動の相関の話に登場しました心拍変動のHF(高周波成分)が、まさに肺に分布した伸展受容器からの信号による副交感神経の活動を表しており、呼吸が人体各所に与える自律神経的影響のシンボルと言えまし ょう。
現在の医学界では交感神経・副交感神経の活動を心拍変動の周波数分析で観察していて単純な心拍数の増減で捉えてはいないというのも注目すべき点なのですが、さらに注目していただきたいのは副交感神経と違って伝達の遅い交感神経には呼吸によるリズムを心拍に反映させることができないという点です。一般向けの単純化された説明ではシーソー関係にあるとされる交感神経と副交感神経の間に、実際にはかくの如き非対称性すなわち「歪み」ないし「ズレ」が存在するということは大きな何かを示唆しているように私には思えます。
全国講習会初日には亀井師範は手取り足取り指導するのは嫌いだったというエピソードも紹介されましたが、講座集を読むたびに「それにしても亀井先生の話はわかりにくいなあ」と感じるのは私だけではないでしょう。しかし実はそのわかりにくさこそがが効用を発揮し均整法発展の原動力になってきたのだと思います。そして最近の私にとっては亀井先生の言葉の選び方や話の進め方に含まれる「歪み」や「ズレ」が特に気になっているポイントで、ここに何か均整法の根源に通じる手がかりがあるように思うのです。亀井師範が均整法のバックに置いた思想は単に手技療法のための方法論というだけではなく宇宙の皮をめくったり次元の裂け目を覗こうとするようなスケールを持っていたに違いなく、均整法の究極の原理を把握するためには日常的な論理や知識を超えたある意味異常 な視点が必要なのは確かなことのように思えます。今回はその異常な視点について少しだけ論じてみたいと思います。
この話はもちろん私が奥義に至る道を見つけたなどということではありません。奥義に至る道しるべのひとつ「かもしれないもの」が見えている気がするので、お手すきの方は一緒に付近を散策してみませんかというお誘いのようなものです。割と大上段に構えてそんな話をしつつ、実技についてはこくごく基本的なものを取り上げます。臨床経験の長い先生にとっては練習するような内容ではないと思いますが、「心地よい 刺激ほど効く」が私の最も大切にしている原理のひとつですので、ぜひ慰安を兼ねて後輩の練習に身体を貸していただければと思います。
【臨床を始めて日の浅い先生方へ】
話の都合上、中堅・ベテランの 先生方への説明を先に書きましたが6月・7月ともに狙いとしては新人向けの研修です。聞いてもピンと来ない話もいくつかあるかも知れませんが、迷いを抱えて臨床を行っている新人の皆さんにとってすぐに役立つ手技や方法論を満載で行う予定です。原理・原則が大切だとされるのは習った操法をより的確に効かすためでもあり、均整法をさらに発展させ新しい操法を生みだすためでもありますが、今回私が強調したいのは「原理・原則を大切にすれば楽ができるよ」ということです。
一度で物事を覚えられる人は少ないわけで年数が浅いうちはどうしても知識の量は少ないでしょう。私の場合は復習した操法もしばらく使わないとすぐ忘れてしまうのですが、きっと同じように覚えるのが苦手な方も居ると思います。そんな方のための「いろいろ覚えなくても済む均整法」が今回の研修の裏テーマです。とは言っても限られたいくつかのことは知らないと不自由しますので基礎知識の確認と暗記のための工夫などについてもお話しします。
実技については上に書いたとおり基本的な操作の練習をやります。基本というのは多くの操法に共通する操作の要領ですが、学園で運動系の原理が配置されているような勉強の初期段階に説明を聞くよりも種々様々な操法を習った後で基本を振り返る方が得るものは大きいだろうと考えています。意外と何が基本かわからなくなっていることもありますので今回の支部研修を利用してぜひ自分の中の基本操作を整理してみてください。また、合わせて私が臨床で使っているオリジ ナルの操作についても使いまわしが効くものを中心に紹介い たします。
なお養成講座受講生の方については今回の支部研修会は 積極的にはお勧めしません。生真面目な方だと混乱する恐れがないではないですが私が話しているときは居眠りしていた だいて実技練習のときだけ起きて来て参加すると意識下だけに話が染み込んでちょうどいいかもしれません。(24Aの方は 支部研修会の翌週に私の講義なので、このおかしな雰囲気の案内文を読んで不安を感じたかもしれませんが、学園では節度をもって限られたことだけお話しますのでそこは心配不要です)
【持ち物について】
・赤本をお持ちください。
・新人の方は実技練習用に小型のクッション等を2、3個お持ちください。臨床で使っているものがある方はそれをそのままどうぞ。ない方はこの機会に用意ください。お勧めは100円シ ョップなどで売っている椅子用の小型座布団です。
【6月支部研修会に参加できない方へ】
6月・7月両方とも休まれる方は問題ないのですが7月だけ参加予定という方は続きものだけに話がわかりにくいところもあるかと思います。そこで別日程で6月支部研修会の内容を知ることができる場を設けました。自主活動コーナーの「再研修会」の案内をご覧いただき、いずれかの日程で参加していただけると便利だと思います。
■会場案内■
『笹塚区民会館』
渋谷区笹塚 3-1-9
電話:03-3377-1060
交通:京王線 笹塚7分
交通:バス[渋63][渋67] [渋68][宿41] [宿45]系統 「笹塚中学」2分
■第465回支部研修会報告■
5月20日の東京支部研修会において、田川直樹先生に『均整師のための触診学』の講義をして頂きました。従来から行われている触診学をさらに深めた内容とカイロの検査法の紹介等も盛り込んでの講義は、臨床に非常に役立つものでした。
【頚椎触診法】
棘突起の横を受者の下へ滑らせていくと、ゴロンと乗り上げるように乗り越えるところがある。そこがC7とD1の境目になるのでそこを基準にして上へ触診していくとよい。
【アジャストの可否を判別する検査法1】
頸椎のアジャストをしてもよい状態かを判別するために、椎骨の可動性検査を行う。受者の頭部を可動範囲限界まで回旋させ、頸椎の遊びの動きを触診する。関節が癒着していたり、骨化している場合は、ゴツっと止まる抵抗がある。その場合はアジャスト不可。
【アジャストの可否を判別する検査法2】
椎骨動脈、脳庭動脈に異常がないかの検査を行う。
受者の頸椎を、[1.完全伸展]、[2.回旋] させて約30秒静止させる。目眩や吐き気、ふらつきが出てきた場合はアジャスト不可。(左右を同じように行う)
【胸椎、腰椎の触診】
棘突起がはねているところをみつけ、そしてその横突起を触診し、横突起の左右の状態を比較する。 胸椎は、棘上線の外側2横指までの範囲内に横突起、腰椎は、棘上線の外側1.5横指までの範囲内に乳頭突起がある。
【骨盤の触診】
観察姿勢をとらせるには、両足を揺らして力を抜いてもらうことが重要。
上前腸骨棘を包み込むように両手でパッとさわる。両側から正中に向けごく軽い圧をかけてみて、左右のどちらに可動性がなくガチっとしているかを判別す る。動きのない方の仙腸関節を患側とする。手でイメージした形を捉えることが大切。
他に講義のなかでは、椎骨の●●●●●●●●について亀井師範とカイロでの表記の仕方の違いなどを紹介くださったり、講座集復刻版第2集の整顔美容法などでとりあげられている「頬骨」の姿形を整える調整法も披露していただきました。D4・L4、内庭を使う調整で、みるみる間に頬の形が変わっていくのを驚きのなか確認でき、参加者はさっそく翌日から試してみている事でしょう。(レポート:城)
■東京支部・自主活動情報■
◆第219回手技研究会◆
・日 時 6月21日(木)17時位~21時位 (毎月3回目の木曜日に開催しております)
・場 所 中野区大和町1-65-4増田ビル2F ザ・均整法せいたい ・問合せ 池田 勝 TEL.03-5373-3643 ・参加料 ¥1,000
◆手技勉強会◆
受者、整者、第3者が納得する、「3つの納得」 の為を目標に、実際にクライアントを招いての実技及び実技指導を実践し ます。
受者の施術料は、事故発生時に賠償保険の対象にするために、初回~3回まで1,000円、4回以降は、3,000円を徴収しております。
・日 時 毎週木曜日10時~21時 (但し毎月3回目 の木曜に限り17時位まで) ・場所、問い合わせ 上記手技研究会と同 ・参加料 無 料
◆天内練習会 & 頭脳開発研究会◆
正しい角度・張力によって基本的な操法で的確に効果を出すための練習、しなやかな操作で受者に負担をかけずに必要な刺激を十分に入れる練習を続けています。
三原則と十二種体型に基づき臓器から頭脳まで迷 わず調整できる均整師を目標に、施術の流れに圧迫・ 屈曲・伸展・叩打・振動・擦過等の手技を組み込み実践的に学んでゆきます。
会場手配の都合がありますので関心のある方は早めに御連絡下さい。
・日 時 7月8日(日曜)13時15分~16時45分 (8月はお休みの予定です。)
・場 所 JR中央線武蔵小金井駅もよりの天内先生施術所または近隣施設 ・参加料 ¥1,000
・世話役 馬場久宏
※問い合せ、参加申込は馬場先生まで
◆触診練習会◆
5月の支部研修会で田川先生が御指導くださった 頚椎、胸椎、腰椎、骨盤のカイロプラクティック的な触 診を互いに練習するための場です。経験者からの指導も受けられます。参加者の合意により上記以外の観察法・操縦法の練習の場としても活用していただけます。 フルタイムではなく時間を限っての参加も可能ですが、経験者による指導が受けられるのは13時からの20分間ほか一部の時間帯です。 各日程とも前々日までに御申込ください。
・日 時 6月14日(木曜)13時~17時 7月6日(金曜)13時~17時 ・場 所 京王新線幡ヶ谷駅の近隣施設 ・参加料 ¥1,000 ・世話役 馬場久宏
※問い合せ、参加申込は馬場先生まで
◆原理を臨床に生かす ~呼吸と三原則編 再研修会◆
6月の支部研修会に参加できなかった方のための 補習の場ですがもちろん復習にも活用していただけ ます。基本的には録音された音声または録画された 映像の再生による研修を予定。 6月22日については講師からの実技指導もありま すが、6月24日は自主練習になります。 各日程とも前々日までに御申込ください。
・日 時
1)6月22日(金曜)13時~17時 (時間内に実技指導と質問対応あり)
2)6月24日(日曜)13時~17時 (質問対応は17時以降)
・場 所 京王新線幡ヶ谷駅の近隣施設
・持ち物 支部研修会案内に記載のもの
・参加料 ¥2,000
ただし6月支部研修会に参加された方は¥1,000 また24日の自主練習のリーダーをしていただける方には手当を支給いたします ・世話役 馬場久宏
※問い合せ、参加申込は馬場先生まで
■神奈川支部からご案内■
緑の美しい季節になりました。皆様におかれましては、お元気でご活躍のことと存じます。 さて、今年度第1回神奈川支部研修会を下記の ように開催いたします。 ぜひ、ご出席くださるようご案内を申し上げます。
講師:矢作智崇先生
講題:『くつろぎ傾斜操法』 子宮筋腫/前立腺/鼻/喉/神経衰弱/座骨神経痛/気管支炎/便秘
・日時:6月10日(日) 13:30~16:30
・場所:関内ホール 地下1階 リハーサル室3
・交通:JR『関内』駅 北口下車徒歩6分 市営地下鉄 『関内』駅9番出口 徒歩3分
会場へは、メインの入り口ではなく、関内大通り側にある「楽屋口・リハーサル室入口」よりお入りいただき、 地下1階に下りていただくと分かりやすいと思います。
・研修費:2000円
・問い合わせ先 神奈川支部 青島
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