一般社団法人 身体均整師会東京支部ホームページ
〜身体均整師会東京支部のホームページ〜

東京支部だよりバックナンバー(2011年11月)

■■ 第166号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■          2011年12月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功


■12月の予定■
●東京支部研修会
「臨床応用」

講師 鏡八重子先生

12月の支部研修は、講師に鏡八重子先生をお招きし、様々な体型や主訴のモデルに対する臨床を通じて、観察・調整の流れをたっぷりと披露していただきます。

展開がとても早く、また先生から発せられる技や言葉の量も膨大で、すべてを身につけて、あるいはノートして帰ることは難しいと思います。

平成16年から鏡塾にお世話になっている一人として、見どころをひとつだけ示すとすれば、調整後、お客様に不快な箇所がなくなり、「もう大丈夫です」と言うまでとことん付き合う先生の熱意と、最後まで取りきる技でしょうか。

卒業して間もない頃は、「どこか不快なところは残っていませんか?」とは、なるべく聞かずにお帰ししたくなるもの。そこをグッとこらえてチャレンジすれば、必ず次につながります。

チャレンジするための技。技を活かすための観察。

痛いところがどういうかたちになっているか、そこと全体とのつながりはどうなっているかを瞬時に見分け、相関関係や漢方理論を駆使して仕上げていく先生の臨床から、そのヒントを、ぜひつかんで帰って下さい。(田川)

・日 時 12月18日(日)
・場 所 越谷コミュニティセンター 3階 第1和室
・時 間 午後1時〜午後4時50分
・料 金 身体均整師=\2,000

●忘年会のお知らせ

研修会終了後、会場近くの中華料理屋にて、恒例の忘年会を開催いたします。是非ご参加下さい。

■会場案内■

住所:越谷市南越谷1-2876-1
ホームページ:http://www.suncityhall.jp/
交通:
JR武蔵野線南越谷駅
東武伊勢崎線新越谷駅
(地下鉄日比谷線・半蔵門線直通)より徒歩3分


■第458回支部研修会報告■

11月20日の支部研修会。講題は「筋肉でわかる!使える!相関関係〜骨格筋の相関を通して、身体運動の動き、強さ、バランスを考える〜」。恵比寿社会教育館に於いて、柴田劬(つかる)先生にご講義いただきました。 


【連結筋を使った肩凝り調整】
凝っているという割に肩がやわらかい人の調整は、どこか相関する部位で引っ張られているだけのことが多いため、比較的簡単。

例えば首・肩周辺のやわらかい部分に凝りを感じるとき、同側、あるいは逆側の大転子への刺激でとれる場合がある。



胸鎖乳突筋や菱形筋と大腿筋膜張筋とが「連結筋」として相関していると考えられる。(「アナトミー・トレイン」外側線、ラセン線参照)


【拮抗筋を使った五十肩調整】
腕を挙げるときに肩の前側が痛むのであれば、その真裏の筋肉との「拮抗筋」としての相関がうまくいっていないと考える。

本格的な五十肩は、患部に対してさらに迫っていく調整も必要。

その場合でも、まず連結筋を使って遠隔から(上下相関、斜身相関など)、拮抗筋を使って近くから(左右相関、背前相関など)、と進めていくと、患部に対してやさしく迫ることができる。


【臨床へのヒント】
○ガチガチすぎる肩凝りは、1回で簡単に取れることばかりではない。
肩の凝りばかりに意識を向けすぎず、例えば凝っている筋肉を圧定して首を動かしたときに、首の動く範囲や、視野の角度が広がることを感じてもらう。





○顔を下に向けてのアームテストでは、三角筋の筋力が落ちる。
日常でも不良姿勢のまま動作すると、筋力低下した部分に負荷がかかりすぎ、傷めることがある。
お客様への説明に有効。



研修後は恵比寿駅に向かう途中の居酒屋にてお疲れ様会。



お薦め本のプレゼントまで用意してきて下さった柴田先生、ありがとうございました。
(レポート:田川)



Copyright 2006〜2011 身体均整師会東京支部 All Rights Reserved.