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東京支部だよりバックナンバー(2011年5月)

■■ 第160号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■          2011年5月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功


■5月の予定■
(1)5月の支部研修会

【身体均整法研究会】
1:触診学「骨盤・頸椎編」
「身体へのアプローチ」の基礎を掘り下げ受者の骨格筋がどのように変位しているかを学びます。

2:「叩打法について〜理論と実践」
「押すということは均整法から取り除きたいと考えている。ただ、ゆさぶり、叩く、擦るという手技でやらないと按摩さんや指圧師さんと思われて誠に心外である〜協会のテクニックから押す手段は除いてしまう。それが除かれてしまえば、均整法は指圧や按摩とは違うのであるということが認められる様になると思う。その為には押す事も知っておかねばならない〜」

以上は、昭和46年4月に開催された実技特別研修会における亀井師範の言葉です。東京支部が近年に取り組んでいる、「黒田ノート」3部目の『叩打法による筋肉反射』から抜粋しました。

5月の支部研修会では黒田ノートをテキストに、「叩打法」についての勉強をしたいと思います。

亀井師範の言葉を続いて紹介いたします。

「〜叩くということは、物を緊張させたり内蔵を引き締めたり、あるいは筋肉をキュッと引き締めたり弛緩させたりする様な、要するに、張弛の問題に一番効く方法なのである。一番優秀な方法なのであるから、これを身につけたらいいと思う」

「救急療法には必ず叩打法を使うのである。押したりしている時間がないのである。叩くのが
一番早いのである」

「手を上に挙げると伸びない側の胸鎖乳突筋が緊張しているのであることを示す。であるからその側のC7を、頭に震動の来ない様にして叩打すると乳突筋が緩むのである」

「叩打は拇指だけでもできるし両手でもできる。叩打は瞬間のショックである。そのものを活かしてやる。〜色々テクニックは異なっても現れる現象は同じである。〜自分のものは自分の式でやることが望ましい」

「(胃の調整を)特に梁丘(胃経)をやった場合に昔から経絡として使われているので、その場所を選んだのに過ぎないのである。〜どの場所でも良いのである。〜均整法というものは、それに拘泥してはいけないのである。 梁丘はただ胃経上にあって、昔から胃には影響を持っているといわれているからやっているだけであって、他のところで胆経を使っても肝経を使っても、同じ様に胃を上げることはできる。均整法ではそれができる。〜(角度が大切という話
につながる)〜」

珠玉のような言葉の数々だと思います。これらの言葉を読み解き、検証し、実技に至るまでを研修会で行なってみようと思います。

どうぞお楽しみに。

※4月より東京支部研修会は、土日コース2年目の学園生も参加できるよう、第3日曜日開催となりました。ご注意ください。

・日 時 5月15日(日)
・場 所 笹塚区民会館
・時 間 午後1時〜午後4時50分
・料 金 身体均整師 ¥1.000 
※研修会後に総会を開催いたします。

 『笹塚区民会館』
渋谷区笹塚 3-1-9
電話:03-3377-1060
交通:京王線 笹塚7分
交通:バス[渋63][渋67]
     [渋68][宿41]
     [宿45]系統
     「笹塚中学」2分


 笹塚地図

 


■第453回支部研修会報告■


4月17日の支部研修会は、笹塚区民会館に於いて、身体均整師会付属研修センターの指導員である松岡博子先生、田中菜穂実先生を講師としてお招きし、「研修センターマニュアル」の講題でご講義いただきました。

マニュアルは、学園を卒業したばかりの研修生が、均整の基礎操法と「観察・設計・調整・確認」の流れを、無理なく身につけられるように組み立てられています。

センター入り後、施術スタッフデビューを目指し、マニュアルに沿って50分間で仕上げ、結果を出せるようになるまで、指導員と共に反復練習を行います。

 

【骨盤調整】
脚を「くの字」に曲げた側の腰仙関節、仙腸関節、股関節、臀筋を弛める。


くの字に曲げる側は「腸骨の巻き込み」「脊柱のカーブ」などを目安に決める。例えば腰椎が右凸カーブであれば、左脚を曲げると脊柱全体がまっすぐに入りやすい。

逆側はくの字に曲げず、腰筋が弛む角度まで脚を開き、膝から下を立てた状態で調整。

 

【腹部調整】
最初は表層、その後深部を観察する。施術を受け慣れていないお客様の、腹部を触られることに対しての緊張を防ぐことができる。


四指がフッと入るところまで脚で角度をとって微振動。抜くときには、指は置いたままで。

大腸と椎骨の相関関係や、募穴操法を用いて調整を進める。

 

研修会の前半には、支部委員による「触診学(頚椎編)」の時間をいただきました。

今回は基礎操法のひとつ「足首回し」調整の前後で、頚椎がどのように変化するか観察する練習を行いました。


 

研修後は、学園を卒業し、東京支部新入会員となったみなさんを囲んで祝賀会。


センター入りした方や、個人開業に踏み出す方、現在の仕事と均整師を並行される方。共に均整道を歩む仲間として東京支部一同、ご活躍を応援しています。(レポート:田川)


■今後の支部研修会■
◎6月19日(日)
本年度は主に第3週の日曜開催となります。
 講師:矢作智崇
 講題:「12種体型別の施術応用」
◎7月18日(月祝)〜19日(火)
支部研修旅行 草津温泉

 





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