身体均整学園を卒業されたみなさん
ようこそ、均整師会東京支部へ!!!
3月に身体均整法学園の養成講座を卒業された13名の先生方が、
東京支部に入会されました。(敬称略)
岩崎三千代 川口崇夫 小泉誠浩
小原順子 鈴木康子 西山正和
濱田弥生 東 裕子 吉田尚古
有馬伸史 北川徹也 設楽美乃
築田友里恵 富森章良 平田学
三宅里佳
あたらしく身体均整師として共に学ぶ仲間です。どうぞよろしくお願いいたします。
■4月の予定■
(1)4月の支部研修会
4月の研修会は、今年学園を卒業して東京支部に入会した方々を招き、
歓迎を意味を込めて参加者全員無料で開催いたします。
講義の内容は、以下に紹介する「黒田ノート研究会」と支部委員数名による「臨床応用」の講義となります。
場所が通常の笹塚区民会館ではなく、代々木上原の社会教育会館です。お間違えのないようにお願い申し上げます。
・日 時 4月21日(日)
・場 所 代々木上原社会教育会館
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/shakyo/sk5_uehara.html
※会場は均整倶楽部名義で借りていますので問合せなどには名義に御注意ください。
・時 間 午後1時〜午後4時50分
・料 金 無料
○黒田ノート研究会
黒田ノートの勉強会を始めたいと思います。
その方法は模索中ですが、最初は支部研修会の始めか終わりの1時間を使って行ってみようと思います。
今回は黒田ノートの『実技特別研修会』を資料として使います。
『実技特別研修会』とは、身体均整法の理論と実技の実習を目的として、
亀井先生が お亡くなりになる4年前、 1971年、近畿総局の主催で行われた9回の研修会です。
ここには「神経反射の基礎」「三法則に基ずく脊椎の観察法」「叩打法による筋肉反射」
「 伸びの反射」「 震動操法」「 下腿関節の反射」「 上肢関節の反射」「 関節の調整」
「背骨の関節、リンパ操法」など均整法の技術のもっとも特徴的かつ基本的なものが網羅されていて、
均整法の技術の集大成を目指して講義されたものと思われます。
すでに矢野暉雄先生によりまとめられ、講座集特集号「均整』としてまとめられていますが、
原理原則の要点、操法の要点のみが記されているだけで、
何故、原理原則が生まれてくるのか、また操法にいたるまでの観察設計(診断)、
調整のプロセスがはぶかれてしまっています。
観察や設計が大事、原理、原則が大事といわれますが、それがつかみにくいのです。
当時の研修会に参加した人々には要点のみで充分だったとおもうのですが、
亀井先生なき今、一度も先生に接したことのないわれわれには、
何故そうなるのかといったプロセスを知りたくても、その手がかりがないという状態なのです。
このような中で、当時の講義をそのまま録音テープより起こした黒田先生のノートは
その隙間を補ってくれるものと思います。
また、有りし日の亀井先生の講義を間近で聞くようなものと言えるでしょう。
是非、ご参加ください。
購入についての連絡先
見谷聡一(みたにあきかず)先生
○臨床応用
黒田ノートを使った研究会の他、今回は支部委員数名による「臨床応用」の講義も行います。
日頃施術で使用している技術や考え方などを紹介いたします。お楽しみに。
講師:馬場久宏、矢作智崇(講題:手首・足首の痛み)、他
■第441回支部研修会報告■
3月21日の支部研修会は、笹塚区民会館に於いて、
星野一彦先生を講師としてお招きし、講題「骨格について」のご講義をいただきました。
【効かせるためには、骨格の基本線をつかまえる】
○例1)
股関節伸展調整の際、第2趾と顆間窩(大腿骨後面、外側顆と内側顆の間の陥凹部)、上前腸骨棘を結んだ線をそろえて引く。
○例2)
肩関節に一本の串を刺して床にはり付けたイメージを持ちながら、
手関節との軸を合わせた上で、頭頚関節をねらったり、
大腸経を用いて腹部を調整する。
【そのためには、骨を正しく観察できること】
○例)
肩甲骨下角を正確につかめるか。腕を挙げたときに、
下角の外側へのスライドを触知できるか。
【横隔膜の調整例】
○D7〜9がくっついて呼吸が浅くなり、
眠りたいのに眠れないなど、様々な不調につながっている場合、
横隔膜調整が有効。
1)
下がった側の坐骨をつま先で圧定し、
足を引く操作により、坐骨が上がる。
腱中心に刺激がいき、横隔膜も整う。
2)
仰臥位でD9を下から圧定し、季肋部を圧迫調整。
3)
腹臥位でC7叩打とD7〜9圧迫を交互に行う。
4)
坐位で季肋部に背後から四指を差し込み、両手をバンザイさせて調整。
3)
腹臥位でC7叩打とD7〜9圧迫を交互に行う。
4)
坐位で季肋部に背後から四指を差し込み、両手をバンザイさせて調整。
【臨床へのヒント】
○足関節捻挫へのテーピングも、第2趾と顆間窩の軸を合わせ、
足関節の最密位を正しくとってから巻く。
○仰臥位で両膝、股関節を屈曲し、坐骨の上がり下がりや骨盤の開き、
腰椎の状態を観察。坐骨をそろえたまま同様に動かすと、
股関節の状態を観察できる。
○胃が不調の場合、調整後に肩甲骨のシルエットが、
‘天使の羽’のように穏やかに見えることを目標に、
D3、5、7などを調整していく。
○四十肩調整では、痛い肩関節を裏表から圧迫したまま、
肩甲帯全体を、筋肉をなだめすかすように回す。
(レポート:田川)
■今後の支部研修会■
◎5月9日(日)
本年度は主に第2週の日曜開催となります。
講師:支部委員
講題:「臨床実技」
■会員動向■
東京支部への入会者 21名
【新入会員 16名】
岩崎三千代
川口崇夫
小泉誠浩
小原順子
鈴木康子
西山正和
濱田弥生
東 裕子
吉田尚古
有馬伸史
北川徹也
設楽美乃
築田友里恵
富森章良
平田 学
三宅里佳
【鹿児島支部より東京支部へ移籍 4名】
平澤宏枝
反町礼子
山本孝宣
時吉道成
【四国支部より東京支部へ移籍 1名】
豊田国夫
東京支部へようこそ!
支部は「共生」という言葉をかかげて活動しております。身体均整法を通じて共に学び、共に歩んでまいりましょう。
よろしくお願いいたします。
◇◇◇
東京支部より移籍 21名
【東京支部より千葉支部へ移籍 5名】
愛甲 智
伊東 桜
菅原賢二
江田 希
小笠原千裕(準会員)
退会者 13名
青木茂則
小玉真一
加藤清一
福海源之
戸丸まり子
栗澤昌彦
鈴木健雄
池上悟朗
對馬昭雄
井上敦幸
西田正之
牛来昌恵
赤花嘉子
これまで、東京支部とともに身体均整道を歩んでいただきありがとうございました。
私たちはこれからもずっと仲間です。いつでも気軽に顔を出してください。いつでも歓迎いたします。
おつかれさまでした。
◇◇◇
物故者 3名
後藤 七太郎 2009.3.17 ご逝去
上野 正男 2009.1.2 ご逝去
米木 美明 2009.8.19 ご逝去
謹んでご冥福をお祈りいたします。
■あとがき■
前々回に、研修会で星野先生が講師として教わった事で、3年間いまだに手勝手などしっくりこなくて悪戦苦闘していた手技を、先日ようやくあらためて教わる事ができました。
前の講義では、あまりにも未熟だった為に、どう質問していいかもわからなかった事が、3年間自分なりに消化しようと日々練習を重ね、ようやく具体的に何が足らないのかがわかり、そしてようやく、どんな角度がいいのか、どんな張力が必要なのか、どのような力で動かせばいいのか、尋ねる事ができました。
道はあいかわらず果てが見えませんね。だからずーっとこの道を歩いてたくさんの景色を見ていけたらいいな、と思います。
あたらしく仲間となった先生方、たくさんの景色を共に見ていきましょう。そしてたくさんの事を私たちに教えてください。よろしくおねがいいたします。(矢作) |