一般社団法人 身体均整師会東京支部ホームページ

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東京支部だよりバックナンバー(2010年1月)

■■ 第145号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■            2010年1月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功


明けましておめでとうございます。


新年を、めでたい言霊でさきわうのが世の習いと重々承知はしているのですが、今ひとつ気が乗りません。そこで、次のような年頭と挨拶となりました。あしからず。


昨年末から、2012年が話題になるようになりました。映画にもなった、この年の12月21日は、マヤ歴で世界が終わる日と言われています。あと2年10ヶ月あまりで、その日を体験できます。私は、その時を一日千秋の思いでまっているのですが、これも、きっと肩すかしをくらうのだろうな、とも思っています。過去に終末の予言はいくつもありました。


1998年、エド・ガー・ケーシーは「アメリカの西側の一部の大地が分裂し、日本ではより大きな部分が海に沈む」と言い、1999年はご承知のノストラダムス。2000年は西暦問題によるコンピューターの暴走。2001年のアメリカの崩壊。


 2001年のアメリカの崩壊については、1981年にオートバイによる交通事故で、臨死体験をした高木義之さんがみた未来のビジョンです。10年後(1991)にソビエトが崩壊、20年後(2001)にアメリカが崩壊、40年後に世界が崩壊するというものでしたが、ソ連の崩壊はその通りになりましたが、アメリカは崩壊せず現在にいたっています。


 もっとも、高木義之さんによると、『未来は、一筋の道があり、遠くを見ようすると、ズームレンズでズームしていくように、意識をそこに向けると未来が近づいて見えてくる』のだそうです。しかし、『その道には無数の枝分かれする道があって、そちらに意識を向けると、また別の未来が見えるので、変化したり、予言が外れることもある。』と言っています。911の事件があったので、2001年については、半分は当たっていたのかもしれません。


まー、それはさておき、終末の予言のほとんどは外れているのですから、2012年も外れてしまうのでしょうね。そうすると、ちょっと残念です。何故って、こんな罰当たりな世の中は、早く崩壊して欲しいからです。世界はあらゆる分野で行き詰まりました。もはや今となっては、現状を回復させて、より良い未来を築くことなど不可能だからです。


民主党が何をやろうが、坂本龍馬や西郷隆盛のような人物が何十人も現れようが、多様に複雑に絡み合ったこの現状を変化させることなどできっこありません。ならば、早く壊れてしまって、新しい体制にとって変わった方が良いのです。それには神様の力で一気に壊してもらって再生した方が早道です。そのための2012年だと思っているのですが、はたしてどうなりますか。


 この辺りを、キリスト教ではどう言っているかというと、マタイ伝第二四章では、弟子がキリストに、「いつ、起こるのか、世の終わりには、どんな前兆あるのか」と質問しています。キリストは、『にせキリストたちや、にせ預言者たちが現れて、多くの人を惑わすであろう。』と、言っています。本屋の棚は、偽キリスト、偽予言者であふれていますから、おっしゃる通り、とうことになりますね。


何時くるのかと言うことについても、『その日、その時は、だれも知らない、天の使いさえも知らない。ただ父だけが知っている。』といってますから、2012年も疑わしいと思います。


では、終末は来ないとかと言うと、『いちじくの木から、この譬を学びなさい。その枝が柔らかになり、葉が出るようになると、夏の近いことがわかる。』といい、終末近づくと、自然に誰にで分かるようになると言っているのです。


そして、その日は、『そのとき、ふたりの者が畑にいると、ひとりは取り去られ、ひとりは残されるであろう。 ふたりの女がうすをひいていると、ひとりは取り去られ、ひとりは残されるであろう。』と言っていますので、人類の半数に影響が及ぶようです。起るとすれば大変、痛々しい事になるでしょうが、これは必要な事なのでしょう。


『悔い改めよ、天国は近づけり』とキリスト教ではいってますが、我が国では、こういうときは『みそぎ払い』します。「みそぎ」とは「み」「そぐ」、つまり「身」を「削ぐ」ことです。まさに、金まみれ、物まみれの醜い肥満体を削いで、身軽になり、来るべき新しい世界の到来に供えたいものです。

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■1月の予定■
(1)1月の支部研修会

「相関関係」
-- 講師 --
西脇幸宏先生

 今年始めの研修会は、西脇先生の三年連続となる春の講義です。
 今回も昨年に引き続き、全国講習会アンケートでも希望する声の高い「相関関係」をテーマに提供いたします。 
 学園を卒業されたばかりの方は特に、あらゆる科目の講座で講師の先生方から「こことここは相関し合っているから、ここをこうしたい場合はここをこうするといいですよ」と手技の方法や施術の流れなどの考え方を教わった事も多いだろうと思います。相関関係は身体均整法の特色のひとつです。
 また、多くの均整師は施術の始めに身体全体の体型調整をし、そして問題箇所に手をつけます。その時、問題箇所より離れた場所より手をつけていくとより効果的だという事も感覚として身につけておられる方も多いでしょう。
 相関関係は、効果的な手技であると同時に、施術の流れのガイド、道しるべになる考え方といえると思います。
 前回、支部便りでは間違った時間を掲載してしまい、大変ご迷惑をおかけしました。今回の研修会は場所が変わりますのでご確認の程、よろしくお願い致します。

・日 時 1月17日(日)
・場 所 渋谷区:恵比寿社会教育会館3F和室
 ※会場は「均整クラブ」の名義で借りています。会場に直接お問い合わせをする際はそちらの名称をご使用ください。
・時 間 午後1時〜午後4時50分
・料 金 ¥2,000

◎恵比寿社会教育館◎
住所:渋谷区恵比寿2-27-18
電話:03-3443-5777
交通:ハチ公バス(夕やけこやけルート)「恵比寿社会教育館」すぐ
   都バス[田87]系統「恵比寿二丁目」1分
   JR「恵比寿駅」15分、
   地下鉄日比谷線「恵比寿駅」「広尾駅」15分
  ※JR「恵比寿駅」をご利用の場合、目黒寄りの階段を上がり、駅構内タクシー乗り場から道路に降りると恵比寿通りにぶつかり、分かりやすいかと思います。

※研修会終了後、新年会を開催します。

※身体均整師会東京支部研修会では、会員以外の一般参加も受け付けております。
 参加費は6,000円です。身体均整法に興味のある方、どうぞ気軽にご参加ください。

■東京支部自主活動情報■

(1)第189回手技研究会

・日 時 1月14日(木)17時位〜21時位
・場 所 中野区大和町1-65-4増田ビル2F
     ザ・均整法せいたい
・問合せ 池田勝
・参加料 ¥1,000
※テーマについては、リクエストがあれば変更する事があります。ご意見、ご要望があれば言って下さい。

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(2)手技勉強会

 受者・整者・第3者が納得する「3つの納得」の為を目標に、実際にクライアントを招いての実技及び実技指導を実践しています。
 受者の施術料は、事故発生時に賠償保険の対象にするために、初回〜3回まで1,000円、4回以降、3,000円を徴収しております。

・日 時 毎週木曜日10時〜21時(但し毎月3回目の木曜に限り10時〜17時位)
・場 所 手技研究会と同:ザ・均整法せいたい
・参加料 無料

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■第438回支部研修会報告■

 12月20日の支部研修会は、笹塚区民会館に於いて、坂戸哲先生を講師としてお招きし「12種体型学の臨床応用」の講題でご講義いただきました。

【体型観察】

 変化しにくい部分から体型(本態)を観察する。
 例えば「目」は、生涯を通じて変化しにくい。F9は瞳の奥から人を見透かすような目。F10は少女マンガのお姫様みたいな、キラキラした目。F3はスマイルマークの目。F5は政治家などに多い、いかにも「闘争」という感じの目、など。

【調整】

 本態を観察した上で、そのときにいちばん強く出ている体型を調整する。

 例えば一人のモデルに対して、「中心椎骨である腰椎から体型を決めてもよい」「このモデルであれば、類別克服法を使って胃の調整をしたいところ」「主訴が肩こりなので、肋骨を動きやすくするために、相関により骨盤型調整でもよい」など、いくつかの設計をすることができた。
 さらに、「初回来院の方だから、類別克服法的に数多く刺激を入れると、体が刺激を消化できないかもしれない」「過刺激にならずに済む3,4側強弱性の刺激で、手数を少なく、12種体型調整で行こう」というように、調整法をしぼっていく。

 

【刺激の入れ方】

 例えば3,4側強弱性の刺激を入れる場合、「骨盤型ではやや柔捏的に」「左右型でははっきりと三段に抜く」などの基本がある。
 また求心性、遠心性など、理論は押さえておきつつも、背骨の刺激には気の流れなど、基本や理論以外にも、常につきまとう状況があることを知っておきたい。

 

【気の流れの例】

 肩が痛いくらいに凝っている人であれば、風門(フウモン)から空気がピューッと吹き出し、手のひらを突き抜けるように感じることができる。照海(ショウカイ)などを押さえると止まる。
 このような、理論以外の部分を感じ取りながら刺激を調節できることが、名人には共通している。
 また、仕事の悩みなどで悶々としている人に対して、頭脳型内界調整で進めたいと思ったとき、理論通り1側平衡性刺激をバンバン入れて気持ちよいのかどうか、その場で考え、臨機応変に対応できる能力も、うまい施術者の条件。
 きちんとした手で、目的を持って入れるのであれば、刺激の手勝手はいろいろあってよい。

【臨床へのヒント】

○卒業後、出張で仕事をしていたとき、90%のお客様に対して12種体型調整、10%に対し
て類別克服法を使っていた。
○F7,8は、裸の状態であれば見分けることは簡単。骨格自体が立派な逆三角形になっているのがF7。その逆三角が前に巻き込んだかたちがF8。
○目で本態を、例えばF9と決めた後、腹臥位で背中を観察したところ、骨盤型の原則欠如である1側平衡性ではなく、2側可動性が欠如していた場合。そこから左右型など、他の体型に切り替えたりはせず、最後の確認において、2側が整っていればよしとし、1側と3,4側を観察して、そのどちらかで2側を調整する。

 

 研修後は、笹塚駅前「つぼ八」にて、坂戸先生を囲んでの忘年会。来年に向けての豊富を語り合い、均整談義に花を咲かせました。

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■今後の支部研修会■

◎2月21日(日)
 講師:山岡法子先生
 講題:「漢方による望診、その他(仮題)」

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■東京支部からお知らせ■

◆黒田ノートについて◆

 前回の支部便りにおいて、黒田ノート注文を受け付けておりましたが、注文先である見谷聡一先生の連絡先が変更となりました。郵送の支部便りにてご確認下さい。

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◆DVD作製記録◆

 東京支部では、講師の先生に許可を得た研修会についてはその模様を録画し販売をしております。
 購入方法は、
1)支部研修会場販売
2)電話での販売発送
・連絡先=片岡久雄

〜支部研修会の記録〜

2006.4.16 鏡八重子先生
 「内蔵賦活の臨床」
2006.5.21 田川直樹先生
 「インターネットで開業4年で均整院を軌道に乗せるまで」
2006.6.18 野村宣行先生
 「くつろぎ傾斜圧」
2006.7.9 深沢 功先生
 「クライアントに喜ばれる膾髄調整法」
2006.9.10 片岡久雄先生
 「施術問題交換会1(骨盤)」
2006.10.8 小酒井外紀先生
 「施術問題交換会2(肩関節)」
2006.11.23 三浦宏明先生
 「頸部調整法」
2006.12.10 星野一彦先生
 「横隔膜調整法」
2007.1.14 西脇幸宏先生
 「相関関係」
2007.2.12 大村慶人先生
 「身体均整法基本操法 前編」
2007.3.11 大村慶人先生
 「身体均整法基本操法 後編」
2007.4.25 柄沢康弘先生
 「均整法と気功」
2007.6.17 今村和行先生
 「臨床応用(鞭打ち症、子宮筋腫他)」
2007.8.19 田川直樹先生
 「鏡先生の勉強会で習った観察、手技、調整、等々」
2007.9.16 山口他津子先生
 「基本操法 揺さぶり」
2007.11.23 坂本元一先生
 「膾髄神経反射」
2007.11.23 坂本元一先生
 「頚部、肩、胸背部、腰部の操法」
2008.1.20 田川直樹先生
 「技が効かないどうしよう」
2008.6.15 大村浩二先生
 「赤本から私が学んで体験した事」
2008.7.20 高橋 弘先生
 「触診の基礎と豚の心臓を用いた心臓解剖学」
2008.9.21 川名 慶子先生
 「操体法の基礎 前編」「操体法の基礎 後編」
2008.11.24 坂戸 哲先生
「観歪法 基礎と臨床」
2009.1.18 坂戸 哲先生
 「観歪法 基礎と臨床」
2009.2.15 深沢 功先生
 「筋肉操縦法」
2009.3.15 小酒井外紀先生
 「私的観察と四肢利用の腰背部へのアプローチ」
2009.7.19 三浦宏明先生
 「人体の自然観察と調整法」
2009.8.16 田澤 正博先生
 「腹診と臨床応用」
2009.9.20 柴田つかる先生
 「骨格筋の相関」

〜貴重な記録〜

1987.3.6 山本宣良先生
 「三指半操法」
1990.6.* 大村慶人先生
 「勉強会」
1992.1.11 大村慶人先生
 「12種体質病(姿形操縦の臨床)」
1993.4.10 山口他津子先生
 「東京スクーリンング」
1993.05.10 山口他津子先生
 「三原則の刺激(?成講座にて)」
1993.7.11 南一夫先生
 「膾柱と頭骨調整」
1986.05.17 坂本元一、山口他津子
 「68回全国講習会」
1986.10.18 山本宣良、小関勝己先生
 「68回全講 臨床応用と脳育」
1987.05.25 鏡、坂本、大村熊、山本、池上、小関ほか
 「69回全講 シンポジウム均整の種々相」
1999.05.24 山本孝宣先生
 「93回全講 12種体型」

◆退会員◆

池上悟朗先生 2009.12.17退会
對馬昭雄先生 退会


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