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東京支部だよりバックナンバー(2009年11月)

■■ 第143号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■            2009年11月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功


■第436回支部研修会報告■

9月20日の支部研修会は、笹塚区民会館に於いて、柴田劬(つかる)先生を講師としてお招きし、「骨格筋の相関」の講題でご講義いただきました。

 

【肩調整を例に】

小胸筋と腸腰筋が、相克関係により、同時に緊張しているモデル。小胸筋に保護圧を加えると腸腰筋も弛み、膝屈曲動作がしやすくなった。

 

逆に、腸腰筋を弛めることで小胸筋の調整となり、肩関節に可動性がつく。お客様に、部分だけではなく全体の調整が必要なことを、効果的に伝えることができる。

 

上肢と下肢の類似動作による相関。「内転」させる筋肉である、内転筋と菱形筋の連動を確認中のモデル。

 

肩調整にはかかせない頚部を、下肢からの筋連結により調整。中足骨アーチ(横アーチ)を整え、脛骨と腓骨の位置を正しくすることで、左に向きにくかった頚部動作が改善された。

 

【臨床へのヒント】
○例えば立位で力が入り、坐位で力の抜ける動作を目安に骨盤の歪みを自覚していただくなど、お客様自身にも分かりやすい検査法を身につけておく。
○拮抗筋を弛める調整に加えて、主動筋には力をつける調整を行うと、より変化が出やすい。
○内界調整には、「肩甲挙筋と胃」「小円筋と甲状腺」など、筋と内臓器官との関連システムを使う。

 

静岡からいらして下さった柴田先生、12月の講師を引き受けて下さった坂戸先生を囲んでの打ち上げ会。東京支部の未来について、熱い議論が展開しました。

 


■均整倶楽部活動報告■

11月3日に開催された台東区の福祉祭『みんなのひろば祭』、今年で6度目の参加とな
りました。

当日は座位で15分程度の調整を一人200円で行い、約50人のお客様を調整しました。 

その収益は、

・台東区社会福祉協議会宛
・フィリピン台風及びサモア諸島地震義捐金

として寄付致しました事を報告します。  

参加者(敬称略) 村松陽一、大村浩二、木内登喜子、小酒井外紀、太田毅、田中菜穂実、
片岡久雄、田川直樹、秋島香、山崎慎市郎、鷹巣秀生、宇賀村芳行、菅原賢二、櫨山
毅、北井裕子、20A 鈴木康子、21B 築田友里恵

お忙しい中を参加された先生方、お疲れさまでした。

また、7月から続いた実行委員会や、お祭り前日の準備などで多大なご協力をいただき
ました各先生方へ、この場をお借りしまして御礼申し上げます。ありがとうございま
した。     

均整倶楽部は地域社会への参加、均整法の普及を、こうした活動を通して実践し続け
ています。


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