■7月の予定■
(1)7月の支部研修会
◆東京・神奈川合同研修会 於:桜木町◆
昨年行い好評だった神奈川支部との合同研修会を今年も開催いたします。
7月の支部研修会はまだ記憶にも新しいと思いますが、
平成16年旭川全国講習会において講師をされ、
また学園の講師でもある高橋弘先生をお招きし、
横浜、桜木町にて開催いたします。
講師:高橋弘先生「触診と施術の基礎」「心臓の解剖学」
◎高橋先生に尋ねる
Q.均整法における内蔵操縦法の位置づけをするのなら、どのようなものとなるとお考えでしょうか?
A.名前の通り、内臓そのもののバランスを整えることができ、また体型調整にも応用します。
Q.日頃の施術にあたって内蔵操縦をどのような時に使われていらっしゃいますか?
A.本人からの主訴(病院で内臓のここが悪いと言われましたので治してください)に対する扱いではなく、
体の相関関係として使用します。例えば、右肘の違和感=肝臓操縦法。膝=腎臓操縦法などです。
Q.講義を受ける方に内蔵法について伝えたい事がありましたらお願いします
A.今回は「触診と施術の基礎」「心臓の解剖学」の題となりますので、
解剖学の本で、心臓の解剖をもう一度を見てきていただきたいです。
Q.今回の講義はどういう内容となりますか?
A.「触診と施術の基礎」はあくまでも基礎的なことです。
「心臓の解剖学」は心臓の解剖学を一通り勉強し、そのあとで本物を自分たちで解剖し、触ってもらい、実感していただきたい。
残念なのは、解剖が終えた心臓を食べていただきたいのですがこれは出来ません。
美味しいんだけどね・・・・。
7月の研修会は、場所が
通常と変わります。御注意ください。
・日 時 7月20日(日)
・場 所 横浜市社会福祉センター
横浜市中区桜木町1-1 横浜市健康福祉総合センター9f「和室会議室」TEL:045-201-2060
JR線、市営地下鉄線「桜木町駅」より徒歩3分
http://www.yokohamashakyo.jp/sisyakyo/s6-image/sisyakyo-map-l.gif
・時 間 午後1時〜午後4時50分
・講 師 高橋弘先生
・講 題 「触診と施術の基礎」
「心臓の解剖学」
・料 金 東京支部会員・養成講座の学生
=¥2,000
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(2)懇親会について
研修会終了後に会場を中華街に移して、
中華料理ファンにはおなじみの「茘香尊酒家(ライシャンソンシュカ) 」に於て懇親会を開催いたします。
会費は2,000円となります。
こころゆくまで均整談議に花を咲かせましょう。おたのしみに。
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■第419回支部研修会報告■
6月の支部研修会は、大村浩二先生を講師としてお招きして、
反射法による骨盤調整を三種類と、その後に続く臨床の流れを、
大村先生が常に手もとに置かれている赤本をテキストとしてご講義いただきました。
【観察】
1)仰臥位で膝を立てて開脚、よく開く方は腸骨も開いていると観ます。
2)仰臥位で両膝をそろえて立て、受者の胸の方へつけていったとき、
腸骨の開いている側に流れていくことが多い。
3)開いている側の腸骨と同側の外膝眼が下がっていることが多い。
この3つが合致したときには紹介する操法でよく整う。
ちぐはぐになっているとき(流れていく方と逆側の足がよく開いたり等)には、
股関節の器質的な問題や内臓などが絡んでいると観る。
その場合、変化が出にくいことが多いので、他の方法を使うか、
反射法で整う範囲を整えた後変化の出なかった箇所を個別に調整していく。
また、骨盤は整ったのに、足の長短が揃わない時、頭や目の疲れをとる操法により、揃うことも多い。
【骨盤調整その1】
閉じている腸骨側の股関節をさらに内側に回す。
把持した膝を正中線まで持っていくことで股関節に張力を出す。
2、3度回したあと、アキレス腱に伸びをかけつつ、踵を落とす。
開いている腸骨側をさらに外側に回してもよい。
(参考:赤本P.204「股関節の反射作用および操縦法4」)
【骨盤調整その2】
陽池(ヨウチ)一点操法。背屈しやすい方の手首を操作するのが基本。
効かない場合、陽池を強く圧定しすぎかも。
「この痛いのを我慢すれば治るんだ」と思って、
操作が痛いのに我慢してしまうお客様もいるので注意。
(参考:赤本P.205「4.関節の反射法のコツより)
【骨盤調整その3】
足関節操作による骨盤縮小法。
腸骨が開いている側のアキレス腱に伸びをかけつつ、呼気の頂点でストンと落とす。
(参考:赤本P.202「足関節の操縦法2」)
臨床経験の浅いうちは、とかく手数が多くなりがちです。
観察の幅が広く深くなるほど手数が減り、
1点でも全身のバランスをとることができるようになります。
大村先生は、叔父様にあたる大村慶人先生の言葉、
「時間を売らずに、芸を売りなさい」をまさに体現されていました。
支部研修や全国講習などで、仲間と一緒に観察の幅を広げる時間。
自分の施術所で1人、赤本を開いて観察を深めていく時間。
どちらの時間の大切さも、思い起こすことができました。
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■支部親睦・研修・温泉旅行■
8月の支部研修会は、研修旅行となります。
たくさんの先生方との和やかな交流のを通じてより実りのある均整道の発見があるかと思います。
是非御参加ください。
・日 時 8月31日(日)〜9月1日(月)1泊2日
・場 所 栃木県奥日光湯本温泉おおるり山荘
・集合時間/場所 8:45 池袋西口公園前(東京芸術劇場前)
・行程
行き〜
9:00 出発-東北高速道ム-宇都宮 IC-日光湯元温泉
11:30 昼 食(自己負担)
13:00〜14:00(散策&温泉入浴)
14:00〜17:00 均整研究会
17:30〜19:30 夕 食(個室予定)
20:00〜22:00 懇親
〜帰り
8:00〜 8:30 朝 食
9:00〜 10:00 均整研究会
10:00 チェックアウト
10:00〜11:15 散策
11:30 ホテル出発予定
12:00 昼 食(各自負担)
15:30 池袋駅前到着予定
・費用 7.000 円(一泊2食付送迎バス付き)
・その他
往きの昼食は、各自持参(バス車内)か、途中レストランで。
夕食時の飲み物と夕食時の宴会個室?は支部負担とします。
部屋の冷蔵庫の使用は各部屋単位で精算をお願いします。
「浴衣、タオル、歯ブラシ」がつきます。
浴場は広くきれいで、天然温泉で大露天風呂もあります。
旅行保険には加入しておりません。 ・担当:天内、田川
■今後の支部研修会■
◎9月21日(日)
講師:川名慶子先生
講題:「操体法の基本」
◎10月12日(日)
施術問題交換会
◎11月24日(月祭)
会場は学園を予定
◎12月21日(日)
研修会後、忘年会
◎1月18日(日)
研修会後、新年会を予定
◎2月15日(日)
◎3月15日(日)
講師:小酒井外紀先生
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■東京支部自主活動情報■
(1)第175回手技研究会
・日 時 7月17日(木)午後5時半〜9時位
・場 所 中野区大和町1-65-4増田ビル2F
ザ・均整法せいたい
・内 容『相関関係調整法 』
・問合せ 池田勝
(2)手技勉強会
受者・整者・第3者が納得する「3つの納得」の為を目標に、
実際にクライアントを招いての実技及び実技指導を実践しています。
受者の施術料は、事故発生時に賠償保険の対象にするために、
初回〜3回まで1,000円、4回以降3,000円を徴収しております。
・日 時 毎週木曜日10時〜21時(但し毎月3回目の木曜に限り10時〜17時)
・場 所 手技研究会と同:ザ・均整法せいたい
・参加料 ¥1,000
http://map.goo.ne.jp/map.php?
MAP=E139.39.13.190N35.42.23.350&P2=3201E139.39.13.190N35.42.23.350&flg=1
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■あとがき■
白状をすると、手首の陽池を使った骨盤調整はこれまで学園の講義や諸先輩方からの言葉を聞いて、
何度か試して使ってみたのですが、どうにも変化を確認する事ができず、
「あれは効かない。きっと気のせいだ」と勝手に思い込んでおりました。
どうやら私は、陽気な池ではなく、陰気な池にずっぽりとはまり込んでいた事に、
この度の研修会に参加して気がつきました。
おぼれていた私は、藁をもすがる思いで、大村先生に尋ねてみました。
「あのお、恥ずかしながら僕はこれまで陽池で骨盤は変化しない、
と言ってはばからなかったのですが、先ほど見せて頂いて驚きました。
是非もう一度僕にやっていただけないでしょうか?」
大村先生には気持ちよく了解していただき、
私の体型を観察した後、手首を使って調整をしてくださいました。
目からウロコどころではなく、体中ウロコに覆われた思いでした。
次の瞬間、陽気な池ですいすいと泳ぐ自分がいたのです。
その後、S先生にお願いし先生の体をお借りして、実際に試させて頂きました。
ところが私が行うときれいに決まらないのです。
またまた陰気な池に沈み込もうとなっていた時、S先生にアドバイスを頂きました。
「刺激をいれる角度が違いますよ。もっと肩の方へ押し込んでみてはいかがですか?」
すると骨盤は、あっという間に整ったのです。
あれだけの軽い刺激で、これだけの変化があったのか、と
今更ながら均整法の技術に敬服したと同時に、
これまでの自分の不勉強に気付き、身を正す事ができました。
講義のなかで大村先生も仰っていましたが、大事なのは角度、張力、間、です。
もう何百回となく実感していて、わかっているつもりになっていましたが、
基本というものはとても大事なのだともう何百回目になるでしょうか、
身を正していきたいと強く思いました。
研修会終了後、次回の講師をしていただく高橋先生に御挨拶をお願いしました。
先生は挨拶のなかで
「大村先生のような面白い話で皆さんを笑わせる事はできないかと思いますが宜しくお願いします」と仰っていましたが、
いや、此処は寄席じゃないんだからと思いつつも、
どんな勉強ができるのだろうと、やはり待ち遠しくてなりません。
心臓の味はどんな味なのか、尋ねてみようと、
横浜の1日を心待ちにしております。(矢作)
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