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東京支部だより(バックナンバー2008年4月)

〜6月支部研修会のお知らせ〜

6月15日(日)の支部研修会は午後1時〜、代々木上原社会教育会館が会場です。

大村浩二先生を講師にお迎えします。


■■  第128号 身体均整師会 東京支部会報  ■■

◇ 東京 支部だより ◇

■■            2008年4月■

発 行 身体均整師会 東京支部

事務局 東京都小金井市本町1-2-14 コーポ牧田102

責任者 深沢 功 TEL/FAX042ー233-9782


【3月に学園を卒業された18A、19Bの先生方へ・・・】

ようこそ、東京支部へ!
身体均整法学園のご卒業おめでとうございます。
東京支部は「共生」を大事な柱として考え、
均整法に携わる熱意のある全ての会員が必要な技術を学ぶ場を提供し、
また、幅広い活動を行えるように情報や場を提供しています。
これからは仲間として均整道を、
より多くのものを与え、与えられながら、共に歩んでまいりましょう。
どうぞよろしくお願いいたします。
そして、18A、19Bの先生方には歓迎の意を込めて、
今月の支部研修会は無料で参加していただきます。

「学園での講義は地図の読み方を習ったに過ぎません。
皆さんは学園を卒業してから初めて地図を広げて歩き始めるのだと思ってください」
(深沢功支部長の言葉より)

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■3月の予定■
(1)4月の支部研修会
4月の支部研修会は池田勝先生を講師としてお招きし、
「くつろぎの姿勢と臨床応用」を講義いただきます。

池田先生は宮川幸次郎先生とともに、
高円寺にある自らの施術所を解放して週に1度、
後述の手技研究会や実際に近所のクライアントを招いての臨床指導を実践しており、
貴重な時間を後進の指導に努められています。         

その中で、高円寺マニュアルという指導要領を作成し
「誰でも手が出せる」為の施術方法を編み出してこられました。
そのマニュアルの大切な要素のひとつである「くつろぎの姿勢」を、紹介していただく事になりました。        

人の体のどこかに不都合な事が生じた場合、
それを補う形というものがあります。
例えば、お腹が痛くなった時など、お腹を押さえて体を前方に屈曲させ身をかがめますが、
それは痛みを緩和する為に体を歪ませたという事になります。
それを「くつろぎの姿勢」と言います。

人の体にはその人特有の歪み方があり、均整法では12種体型としていますが、
なかでも前後左右、回旋といった歪み方は大きく扱われています。
試してみるとわかるのですが、例えば腰に痛みがあった場合、
前後、左右、回旋、それぞれに動かしやすい方向に体を歪ませると、
その腰の痛みが緩和、或いは消失するでしょう。

この事から、痛みとはその人がその時の状態において、
無理な(くつろいでいない)姿勢をとる事から発生する、という事がわかります。
その考え方を臨床に生かす方法などを御紹介していただきます。                

※4月の研修会は、場所が通常と変わります。御注意ください。

・日 時 4月20日(日)
・場 所 代々木上原社会教育会館
 http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/shakyo/sk5_uehara.html
 ※会場は均整倶楽部名義で借りていますので
  問合せなどには名義に御注意ください。
・時 間 午後1時〜午後4時50分
・講 師 池田 勝先生
・講 題 くつろぎの姿勢と臨床応用
・料 金 
 ○東京支部会員・養成講座の学生=¥2,000
 ○他の支部会員・他の会の均整師=¥3,000
 ○一般の方 =¥6,000
 ○18A、19Bの先生方 =無料

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■支部研修会について■

身体均整法を森の中の大樹に例えてみます。
学園で教わった事は、3原則、12種体型、観歪法などから読み取れる、
原理原則という均整法の大樹の幹です。
そして、骨格や、筋肉、内蔵、経絡などを用いた各種施術法は、
大樹から大きく伸びた枝です。 
しかし実際に、森の中の大樹を訪れたクライアントを目の前にし主訴を伺った場合、
身体均整法という大樹は、何を語ってくれるでしょうか。
その木はあまりにも大き過ぎ、あまりにもたくさんの枝があり、
クライアントと大樹を横目に途方に暮れる事があることでしょう。   

ここでもう1度、師会のHP、教科書などをじっくりと読み返してください。
学園で勉強した事を見つめ返してください。
均整法という大樹の幹と枝を見つめてください。

均整法はどんな枝を持つどんな大樹なのか、
それを漠然とでもかまいません、自分の中心に大事に入れてください。
そして、そこにどんな葉を茂らせどんな花を咲かそうか、
それは、これからたくさんの出会いを通じて学んでいくのです。     

どの季節に水を多く撒けば大樹は育つのか、
どういう肥料をどれだけ与えれたらいいのか、
これから学んでください。
そして、森にはどんな事情を抱えた来訪者が来て、
どんな花を咲かせてあげたら満足を得てもらえるのか、
これから学んでください。

東京支部では、その幹と枝を更に大きくする為のノウハウを
1年を通じて提供してまいります。
共に学んでまいりましょう。          
          支部委員(森の動物たち)一同

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東京支部では月に1度、第3日曜日に研修会を行っております。
内容及び日程は支部便りや東京支部HPなどで御確認ください。

※日程は祝日などに変更されたり、会場が通常と異なる場合がありますので、随時確認をしてください。

基本的に13:00〜16:50、途中数度の休憩を挟み開催され、
開始10分前から受付を開始します。 
部屋に入り、受付を済ませてください。
その際、受付用紙には氏名、所属支部を御記入いただきます。                

【料 金】
 ○東京支部会員・養成講座の学生=¥2,000
 ○他の支部会員・他の会の均整師=¥3,000
 ○一般の方 =¥6,000         
※外部講師などをお迎えした場合、料金は変わ ります。                

学園で学んだ事、今持っている技術と知識だけでも充分な施術ができます。
しかし、謙虚にひたむきにもっともっと学ぼうという気持ちで研修会に臨んでください。
必ずたくさんの新しいもの、これまで見落としていたものを発見できます。         

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■第417回支部研修会報告■

3月16日の支部研修会は「相関関係を見つめる・その2」と題しまして、
西脇幸宏先生に昨年の続きとなる講義をお願いいたしました。

体型調整の基本ともいえる肩甲骨と骨盤の相関から、
捻挫や膝痛部位への臨床応用まで、理論と実技を織りまぜながら、分かりやすくご講義いただきました。           

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【肩甲骨の上転・下転調整】

肩甲骨と骨盤の上下相関により、
腸骨の開閉調整、或いは骨盤型(F9、F10)の関連椎骨への調整でもよい。             

肩甲骨そのものを調整しても可。上転であれば、より上転させる方向に操作する。      

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【足首捻挫の調整】

モデルは右足首捻挫。手首足首の同形相関により、
背屈しづらかった右手首を調整。        

「首はAとBを繋ぐもの」と観る事により、
上体と下体を繋ぐ腰部も、調整ポイントになります。

さらに、足首はL2と相関しており、
尚かつ左右型の中心椎骨でもあることから、
L2、またはD6なども観察、調整する。       

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【相関関係を臨床で活かしていくための心得】

「1ヶ所に刺激を入れることで、他のどこかが変わるいうことからすれば、
 均整を含めて、手技はすべて相関関係を使っていると言えます」

「臨床経験を積めば積むほど、ここにこんな刺激を入れれば、あそこがこう変わるという、
 多くの相関関係が見えてくるので、
 それらの(経験を)集めて自分なりの観察・施術の軸を作っていきましょう」             

「均整師になりたての頃は、刺激が拙くて、
 本来変わるべきものが変わらないという場合もありますが、
 徐々に刺激のきちんと入った感覚が分かるようになってきます」        

「きちんと刺激を入れたのに、それでも変わらないと言えるようになったとき、
 その症状の古さ、改善までには回数と時間がどのくらいかかるなど、
 先をはっきり読むためにも、相関関係を使えるようにしましょう」   

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■東京支部からお知らせ■

(1)支部研修DVD販売の一時停止について

支部研修のDVD販売を一時中止致します。 

その理由は「DVDがあるから支部研修会を休んだ」という声を耳にしたからです。
まさに、これこそ支部研修会のDVDを販売しようとした動機だったのですが、
また考えさせられもしました。                

東京支部会員数、約200名とはいえ、その3分の2の方は他府県にお住まいで、
遠方の為、おいそれと東京で行なわれる研修会には出席できないことが多いと思われます。
そこで、その方達に研修に出られなくても、
せめてDVDの録画画像で勉強してもらえばと思ったからです。

また、東京近県在住で支部妍に出られる方もDVDに取ってあれば、
ノートなどを取ることもなく、その分講義に集中できる、と思ったからです。                 

しかし、それで果たして研修内容が身に成るのかと問われると、疑問も出てきます。
私自身1つの技を身につけるとき、何度も行なって、
成功、失敗の経験を繰り返し、疑問が生まれると、再度、講師の技を見せてもらい、
時間をかけて自分のものにして来ました。
記録した画像など、当時はなかったので、見せて頂く技は、はかなく、
一瞬一瞬が貴重で、取り入れる為には真剣勝負に望む気持ちでした。
考えてみるとそんな環境だったからこそ、技術を身につけることができたのだと思います。       
 
ひるがえって、今の私はDVDがあるから「後で勉強すればいいや」と考えてしまいます。
では、勉強するのかというと、何時までたってもすることはなく、
新しい技術は身に付かず、技の進化も、最近は無いように思います。   
 
「DVDがあるから支部研修会を休む」という声には、切実な何かが欠けているような気がして
「これでよいのか」という疑問が湧いて来ました。
そこで、一時、DVDの販売は中止し、皆さんで考えてもらおうと考えました。
これは、技を真剣勝負で勉強するという、良い刺激にもなるのではないかと思いました。      
 
もちろん、DVDが欲しいという声が多くあれば、再度、検討しますし、
各講師の方々の貴重な技術は支部の財産として残しておこうと思っています。
また。これについてのご意見があれば、お聞かせいただきたく思いますので、
よろしくお願い致します。

東京支部長 深沢功

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(2)メール配信・支部HPについて

インターネットを使用されている方は、
支部だより等をメールによる配信に変更していただけるようお願い申し上げます。

メール配信を増やす事により、郵送料等の節約が可能になります。
担当の矢作まで「メール配信希望」の旨をお知らせ下さい。  

尚、郵送用の支部便りは、
冊数を多めに印刷している為(印刷屋のサービスにつき)、バックナンバーがあります。
印刷したものも欲しいという方があれば、
支部研修会時に仰っていただければ次回の研修会でお渡しします。

 また、東京支部にはHPがあり、
支部便りのバックナンバーや支部会員のHPへのリンク集が掲載されています。
HPをお持ちの方は是非リンクをよろしくお願いします。
それにより均整師会という大きな組織に属している事を存分にアピールできます。

 そして、本部への一般からの問い合わせは
各会員のHPより辿ってこられる方が大勢を占めております。
支部研修会への一般参加も今後は増え、均整法の普及に貢献できるでしょう。
http://www.kinsei.ne.jp/tokyo/      

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■東京支部自主活動情報■

(1)第172回手技研究会

・日 時 4月17日(木)午後5時半〜9時位
・場 所 中野区大和町1-65-4増田ビル2F
     ザ・均整法せいたい

http://map.goo.ne.jp/map.php?
MAP=E139.39.13.190N35.42.23.350&P2=3201E139.39.13.190N35.42.23.350&flg=1

・講 師 宮川幸次郎
・内 容『背愈穴調整(脊髄神経反射の入口・出口)経絡・募穴も含む 』
・問合せ 池田勝


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(2)手技勉強会

受者・整者・第3者が納得する「3つの納得」の為を目標に、
実際にクライアントを招いての実技及び実技指導を実践しています。

受者の施術料は、事故発生時に賠償保険の対象にするために、
初回〜3回まで1,000円、4回以降3,000円を徴収しております。      

・日 時 毎週木曜日10時〜21時(但し毎月3回目の木曜に限り10時〜17時)
・場 所 手技研究会と同:ザ・均整法せいたい
・参加料 ¥1,000



 

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■入退会者■

○新入会員の先生方、東京支部へようこそ!

東京支部ではたくさんの均整師がひと月に百名のクライアントを得られるようにと願い、
共生をテーマに活動を続けてまいります。よろしくお願い致しします。

 【新入会員】敬称略

・正会員
  赤花嘉子 網代芙美子 石渡めぐみ
  岩崎卓也 上田啓子 江田 希
  大谷栄二 嘉悦 光 神林成光
  小柳正貴 津金澤晶子 杉田康文
  中瀬古 仁 宮本幸央 國志理子
  山口孝志

・準会員
  小林千裕 山辺さと美

○移籍、退会された先生方へ

これまでおつかれさまでした。東京支部活動はいかがだったでしょうか?
移籍、退会されても支部への活動には参加もできます。
支部便りは東京支部のHPにも掲載されていますので、
研修会の予定などご覧になり、是非ご参加ください。

 【移籍会員】敬称略 

  三浦宏明 山本喜久雄 古谷真希子
  以上3名、千葉支部へ移籍
  石原由季(旧姓;櫨場由季)
  神奈川支部へ移籍

 【退会者】敬称略

  繁田正憲 今村和行 家後真理

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■あとがき■

DVDについては前記のとおり、配付する事を一旦休止する運びとなりました。       

支部長も仰っていたように、東京支部の会員数は200名を越え、
身体均整師会の地方支部のなかでも突出したものとなっております。
この事は、それだけ多くの会員の声を反映した活動がしにくくなるという事だと思います。        

東京支部の目標は「100名均整師」育成と、会員の共生です。
200名という数の会員の共通した思いというものは、
それぞれの事情や環境がある事なので、なかなか具体的な活動に結びつき辛いと思います。

しかし、ひとつだけ言える事があって、
それは均整法をもっと学びたいという気持ちを持つ方を応援するという事です。
支部の所有する、均整法に関わる情報と、多くの先生方の学術を、
「学びたいという気持ちを持つ会員」に幅広く提供する事だと思います。

その為にはどのような方法でそれらを提供したら
「学びたいという気持ちを持つ会員」にとって意義ある事なのか、
これはこれからも考え続けていきたいと考えております。         

先日、仕事場へ支部委員の福田先生、財部先生がお越しになられた時、
この支部便りの発送準備を手伝っていただきました。
封筒に住所のタックシールを張る作業です。

作業をしながら話す事といえば、均整法の事ばかりです。
1時間程の作業でしたが、そのなかでたくさんの施術に関する情報の交換などができ、
多くの事をその時間で学ぶ事ができました。  

このような時間がもっと多くあれば、楽しいだろうな、と感じました。(矢作) 

 



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