■第411回支部研修会報告■
8月の支部研修会は、施術問題交換会として、
現在の鏡塾メンバーが勉強会で鏡八重子先生に習ってきたことを、
田川直樹先生が進行役となり、ご紹介くださりました。
今回は田川先生の言葉からご紹介します。
鏡先生からの教えの中で、私が100名均整師へ向けいちばん大切に思うことは
(あきらめないで徹底的に観察)という事です
臨床で、お客様の症状が解消も軽減もしないときなど、
早々にあきらめたり、あせって何となくさすったりして、
その場をしのぎたくなったことはないでしょうか
そんな時は逆に腰を据え
「痛いところ(のかたちや動き)がどうなっているか」
「そこが全体とどうつながっているか」
をしっかり観察すれば、次にやるべきことが必ず見えてきます。
鏡先生はこの心構えを繰り返し教えて下さいます
思いもよらなかった観察の視点や方法を、たくさん施術所に持って帰れる、
そんな支部研修会が、今年の後半も続きます。どうぞご期待下さい
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■支部研修旅行報告■
毎年恒例の支部研修旅行。今年は草津。
あいにくと集合日の朝は、ちょうど台風が関東に向かっている7月15日で大雨でしたが、
バスにて無事、現地に到着。
移動の疲れをさっと温泉で癒したあと、さっそくみんなで集まって研修会。
星野先生を始めベテランの先生方の学生時代など、
多くの貴重なお話を伺える機会となりました。
夕食後、再び温泉街へ。歩きながら試食の温泉饅頭や地酒を楽しみ、
ゆっくり温泉に浸かったり、湯畑を中心に散策したり。
二日目は草津熱帯園に立ち寄り、
「ビューティーフィッシュ(ガラ・ルファ)」に、みんなで角質を食べてもらい、
癒されたあと、帰路に就きました。
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■9月の予定■
(1)9月の支部研修会
9月の支部研修会は、講師に山口他津子先生をお迎えして提供いたします。
※開始時間が通常通りではなく午前中からとなりますので
お間違えのないようにお願いいたします。
山口他津子先生は、現在では亀井師範を知る数少ない貴重な先生のお一人です。
お母様の山口みつ子先生の後継者としても活躍されておりますが、
かつて平成元年の師会分裂の際には、
親子の縁を切るという断腸の思いまでして、親子が別々の会に所属されました。
このあたりにも他津子先生の均整に対する信念の強さ、
さらには妥協を許さない姿勢というものを窺い知ることができると思います。
そして手技に関して言えば同じようにきっと妥協がないだろうと思います。
分裂を機に、均整の3原則を正しく身に付けようという動きがあったとき、
山口他津子先生を招聘してご指導頂きました。
その時に先生が3原則を修得するに至るまでに、
何度も松山の荒井敏夫先生の下に足を運び指導を受けたという苦労話をお聞きしました。
3原則修得だけでも何年もかかったということです。
ゆさぶり操法をこの度は指導して頂く予定ですが、
これも亀井師範が独自に編出された均整法独特の、大変に効果のある操法です。
歴史ある操法の正しい使い方を、この機会にぜひ身につけましょう。
資料提供 西脇幸宏先生
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『揺すぶると言うことは、例えば、柿の木を揺すぶると熟した柿が落ちると言うように、
柿の木には、もういらない実が揺さぶらなくてもいずれは落ちるんだけど、
揺すぶると、より早くいらない実が落ちる。
その原理が身体にもあります。
そして身体では揺すぶり方でいろいろと変化してきます』
(山口他津子先生の言葉より)
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・9月16日(日)
・場 所 笹塚区民会館
・時 間 午前10時
(お間違いのないように)
・講 師 山口他津子先生
・講 題 基本操作「揺すぶり」
(四肢を使っての揺すぶり)
・料 金 ※外部(支部会員ではない)の先生をお招きするので料金が変わります。
○東京支部会員・養成講座の学生
=¥4,000
○他の支部会員・他の会の均整師
=¥6,000
○一般
=¥12,000
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■今後の支部研修会■
【10月21日(日)の 施術問題交換会
は全国講習会と重なる為、中止とさせていただきます】
◎11月23日(金祭)
講師:坂本元一先生(日本姿勢保健均整師会会長)
講題:「脊髄神経反射法」
場所:池袋・学園
◎12月16日(日) 講師:未定
◎1月20日(日)
講師:田川直樹先生
講題:「調整の流れ:技が効かない!どうする?」
◎2月11日(月祭)
講師:太田雅雄先生
◎3月16日(日)
講師:西脇幸宏先生
講題:「相関関係を見つめる・その2」
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■東京支部自主活動■
(1)第166回手技研究会
・日 時 9月20日(木)午後7時〜9時
・場 所 中野区大和町1−65−4増田ビル2階 ザ・均整法せいたい
JR高円寺駅北口下車徒歩7分
・講 師 宮川幸次郎/池田 勝/金井周二
・内 容 『高円寺マニュアル3』
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(2)手技勉強会
受者・整者・第3者が納得する「3つの納得」の為を目標に実践しています。
受者の施術料は、初回〜3回まで1,000円、4回以降3,000円。
事故がおきた時に無料の場合は賠償保険の対象にならないためにこのようにしています。
ご了承ください。
・日 時
9月 6日(木)10時〜21時
9月13日(木)10時〜21時
9月20日(木)10時〜18時
9月27日(木)10時〜21時
・場 所 手技研究会と同:ザ・均整法せいたい
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■東京支部よりお知らせ■
(1)東京都施術者講習会のお知らせ
東京都療術師会より講習会のお知らせを頂きました。
東京都福祉保険局から都民の医療と健康保持に寄与するための
施術者の知識と技術の向上を目的とするものです。
この講習会は3回に亘って実施され、
1回目は基礎医学・関係法規、2、3回目は療術理論、療術実技の内容となります。
そして今年のテーマは消化器系です。
この講習会は全療財団認定申請に該当し、
年度内に2回以上受講された会員の方には東京都福祉保険局との連盟による修了証を発行されます。
この講習会には参加申込時に身体均整師会の会員であれば参加する事が出来ます。
内 容:
「関係法規」
東京都福祉保険局医療制作部担当官
「特別講義」
東京医科大学医学博士 青山好作先生
「解剖学」
元東京都監察医務院院長 上野正彦先生
「病理学」
元東京慈恵会医科大学講師 宇都宮光明先生
日 時:9月12日(水)10:15〜16:15
会 場:文京区民センター3-A会議室
東京都文京区本郷4-15-14
03-3814-6731
・都営地下鉄春日町駅徒歩0分
・東京メトロ後楽園駅徒歩5分
・JR総武線水道橋駅徒歩10分
会 費:不 要
申 込:9月7日必着のよう東京都療術師会に身体均整師会の会員である旨を書き、
ハガキ等でお申し込みください。
〒102-0072千代田区飯田橋2-1-10TUGビル4F
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(2)メール配信・支部HPについて
インターネットを使用されている方は、
支部だより等をメールによる配信に変更していただけるようお願い申し上げます。
メール配信を増やす事により、郵送料等の節約が可能になります。
担当の矢作まで「メール配信希望」の旨をお知らせ下さい。
また、東京支部にはHPがあります。支部便りのバックナンバーや、
支部会員のHPへのリンク集が掲載されています。
そしてHPをお持ちの方は是非リンクをよろしくお願いします。
本部への一般からの問い合わせは各会員のHPより辿ってこられる方が増えております。
支部研修会への一般参加も今後は増え均整法の普及に貢献できるでしょう。
http://www.kinsei.ne.jp/tokyo/
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(3)臨床見学会予定
東京支部では『臨床見学会』の実地が検討されています。
養成講座の講師の先生やベテランの先生の施術所に伺い、
クライアントとして1人が施術を受けているのを参加者で見学させていただこう、という指向です。
第1回として、
10月の全国講習会後に西脇幸宏先生の施術所で数回に分けて行う事が予定されております。
詳細は随時支部便りで案内させていただきますが、
今回は1回の見学会につき受者1名、見学3名を予定しております。
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(4)黒田ノート入力作業のお願い
東京支部では黒田ノートの研究会をスタートさせましたが、
多くの方に読んでもらえるように手書のままになっている黒田長一先生のノートを、
テキストデータに入力し直して残すことにしました。
仕上がりをどのようにするかは未定ですが、パソコンの編集ソフトなどを使用する為です。
前号でお伝えしてから多数の参加者から協力いただける運びとなりましたが、
あと2〜3名程の協力を募集いたします。
A4一枚、約1200字×約15ページ前後(1回分)の手書の文章を、
テキスト入力するボランティア活動をしてくださる方、よろしくお願いいたします。
◇ 連絡先 ◇
秋島 香先生「花あかり均整舎」
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■あとがき■
太田毅先生、太田雅雄先生を中心とした有志の方々により、
新潟の震災地においてボランティア活動が行われました。
東京支部の先生方からたくさんの参加があり、
東京支部よりその支部員の活動費として若干ですが寄付をさせていただきました。
こうしたボランティア活動は、均整法の普及を目指す事にも繋がり、
たくさんの先生方や人々と触れ合う機会でもあり、
施術者としての経験もたくさん得られる事ができます。
しかしなによりも
「必要としている人々がいて、与える事のできる術を持っている者がその術を提供できた」
という事は本当に素晴らしい事だと思います。(矢作)
参加者の先生方へ太田毅先生よりお礼の言葉を以下に預かりました。
7月29日、8月5日と刈羽村ボランティアご協力ありがとうございました。
おかげさまで7月29日は35名、8月5日は41名の施術ができました。
みなさんもお疲れになったことと思います。
私の個人意見ですが、今後どこかで災害が起こった場合には、
均整師会として支援に行く方向で検討していきたいと私は考えています。
今後もみなさまに支援のご協力のお願いをすることもあるかと思います。
それはこのような職種に就いたものの使命であると私は考えております。
このような機会がないに越したことはありませんが、
もしその時が来てしまった時には何卒ご協力をお願いいたします。
今回はご協力ありがとうございました。
太田 毅
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