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日本統合医療学会、合同(分科会・賛助)新年懇親会、出席の記録

                  鈴木節子 副会長(理事)







昨年入会した日本統合医療学会から出席招聘の案内があり、去る1月19日(水)18時から、村松陽一代表理事会長とともに出席して参りました。

渥美会長の基調報告

冒頭、渥美和彦 理事長 (東大名誉教授)から、世界的に見た統合医療の現状と日本のあり方についてお話がありました。

近年、経済発展が著しい中国、インド、キューバ、チュニジアなどでは、代替補完医療の導入が進みつつある。これに対し日本では、漢方医学をはじめ多種多様な医療サービスへの欲求、国民の健康への価値、医療への有用性が高いにもかからわらず、代替医療の導入が遅れていることが強調されました。

今後、日本おいても、議員、大臣などの理解者とも密にコンタクトを取りながら、働きかけていきたいとおっしゃられました。さらに来年は、キューバの現状への視察を予定しているとのこともご報告されました。

わたしたち、身体均整法を含めた補完代替医療の導入が、国際的な流れになっていることを強く印象付けられました。

多方面からの有意義な報告

その後、出席者した各団体の代表者から活動内容などの近況報告がありました。

統合医療について、実際の医師の教育カリキュラムに一部の大学にしか取り入れられていないとの報告、また看護師の立場から患者に施しても保険適用の対象にならないので業務のなかで組み込むことがむずかしい、その点の整備が望まれるとの報告、また医師からはアロマテラピーによる治療効果なども紹介されました。

これに対し、民間のアロマテラピーの会代表から、医療と民間との「棲み分け」の必要性について報告がありました。

医師がアロマテラピーを医療に活用し、その効果などの情報を民間に伝え、民間団体は医療以外の分野で市民に貢献していくといった役割分担が望まれるとの内容でした。

また外国が発祥のカイロ、オゾン療法、アロマ、気功などについて、それぞれの発祥の地での展開の様子が紹介されました。

民間療法の側からは、十分な訓練を受けていないもの、技量が認められないものが参入してくる危惧、その防止のための手立ての必要性が異口同音に強調されました。

親睦を深めた懇親会

懇親会では列席の方々と親交を深める機会を持つことができました。

わたしたちのテーブルに同席されていた日本鍼灸師会副会長仲野弥和氏との歓談のなかで、先生が姿勢保健均整専門学校の先輩であり、鏡八重子先生とは同窓であったことをお話になりました。

また、テーブルに回ってこられた渥美会長から「均整法はどのような事をするのですか」とのお尋ねがあり、歓談のなかで、村松会長に対し、「重心がとり難い者がいるので直してもらいたい」とのご依頼がありました。

平成23年度は亀井先生は生誕100年、均整師会創立60周年の記念すべき節目の年です。栄えある均整師の職能団体として発展していくために、身体均整法の公益性を高め、身体均整師の社会的な認知度を高めるることの重要性を強く印象付けられる会合でした。

このため、今後は会として「一般市民向けの広報・情報提供」機能の構築をはかりたいとの思いをあらたにしてします。

会員の皆様の健康と発展を願いつつ、今後も有益で楽しい身体均整師会になるよう、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします。



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