志村明仁『気の身体論』(仮題)の出版準備を進めています。
カラダのなかには一日を単位とするリズム(サーカディアンリズム)、陰暦を単位とするリズム(月経周期など)、季節を単位とするリズム、さらに長い年月を単位とするリズムがあります。
このような生体リズムは、さまざまな疾病の発症、病の進行、妊娠や出産などと密接に結びついていることが、近年、次々に明らかにされています。
このような生体リズムは、わたしたちのカラダが生きていることの証であるとともに、姿勢や情動、関節運動などとも密接に連係しながら、休息と活動のリズムと作り出しています。
このような時間生理学的な要素は、どのようにあらわれて、わたしたちの健康や病の進行に影響をあたているのでしょう? これまであまり着目されてることのなかったカラダのリズムに着目したはじめての手技療法の専門書です。
本書では、基礎から臨床にわたる専門的な内容を、具体的な技術に即してあざやかなカラー図版を使って表現しています。解剖学に則ったより専門的な解説で学べるのが特徴です。
100点近いカラー図版をもちい、身体均整法の技法の根幹にある体節構造にそった体型学、頭脳形、呼吸器形、消化器形、泌尿器形、生殖器型、老化形の具体的な姿勢観察のポイント、具体的な人物像を用いた解説や体質の説明は、よりホリスティックな手技アプローチを求めている人、学びたいと思っている人に、これまでおおくの類書ではけっして表現されることのなかった豊かな世界観を切り開いてくれることでしょう。
身体均整師会出版部では、本書の刊行を通じて、これまでかぎられた専門家しか触れ得なかった手技療法のより深い世界に知り、その作用と効果を医療分野をふくめより幅広く生かしていただくことを願っています。身体均整師会だからできる具体的な技術に密着した、新しい時代への提言でもあるのです。
カラー A4版 200ページ相当
販売予定価格 未定
出版予定日 未定(※2016〜17年ころ予定)
身均整均整師会事務局 0088-22ー4813
あるいは、池袋・谷口書店などでの取り扱いを予定しています。