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 三原則とは、身体の動作におけるバランス、姿形におけるバランス、強さ、弱さにおけるバランスを言い、それぞれを「 可動性、平衡性、強弱性 」と呼びます。
 そして、私たちは運動制限を、この三原則によって観察し調整を行っています。 ( 調整とは、身体を整える施術のことです。身体均整法の施術は、法で定められた医療行為ではありませんので、以後もこの言葉を使います。)

もともと一体( 統一体、有機体、連続体 )の人体の運動系は、
  1) 平衡性、 形、  骨格系
  2) 可動性、 動き、 皮膚・筋肉系
  3) 強弱性、 力、  神経系
の三つの機能で成り立ち、
図3


1. 形が変われば、力も動きも変わる。
2. 力が変われば、形も動きも変わる。
3. 動きが変われば、力も形も変わる。

というように関連しています。








三原則による観察と調整では、
腰痛を例に、立って行う観察と調整の仕方を説明します。



腰の痛い人は、腰をかばって歪んだ姿勢(姿や形)をしています。



 はじめに、身体の前と後から見て、骨盤の左右の高さを調べてください。左右の高さの違いをよく見てください。

後ろから骨盤の高さを見る
左が高い   右が高い


前から骨盤の高さを見る
右が高い   左が高い




 次に身体を動かしてみて、腰の痛みがどのような動きの中で「出るか、出ないか」「強くなるか、弱くなるか」を調べます。痛みの反応が出る、または強くなる姿形を目安にします。
 痛みがあると力が出ないし、痛みがないと力が出ます。

右回旋   左回旋   左側屈   右側屈   前屈   後屈
         



1. 形による観察と調整

2.動きによる観察と調整

3.力による観察と調整


  1) 平衡性、 形、  骨格系
  2) 可動性、 動き、 皮膚・筋肉系
  3) 強弱性、 力、  神経系

この3原則(運動系)による観測と調整は、亀井先生の2つ目の功績です。


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