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第28回日本統合医療学会報告(2024年12月14・15日実施)

学術大会 ワークショップ開催報告

2024年12月14・15日、栃木県宇都宮市のライトキューブ宇都宮で開催された「第28回日本統合医療学会学術大会」において、ワークショップ「セルフケアのコツー身体均整法入門」を実施しました。今回のワークショップは、統合医療の「社会モデル」に基づき、地域住民の健康増進や疾病予防を目指す新たなアプローチとして、身体均整法の可能性を紹介する内容となりました。

日本統合医療学会報告


  • ワークショップ概要

  • 本ワークショップは、身体均整法の基本理論を解説するとともに、参加者が実際に技術を体験できるプログラムで構成されました。身体均整法の理念である「全身のバランスを整える」ことの重要性を軸に、次のような内容が行われました:

    1. 身体均整法の基礎理論
       ・身体の「可動性」「強弱性」「平衡性」という三大原則の解説
       ・「12種体型学」による体型・姿勢の特徴と調整法の紹介

    2. セルフケア技術の体験
       ・日常生活で簡単に取り入れられる体操の実践
       ・自律神経バランスを整える施術の基本動作
       ・ペアワークによる体型別の簡易調整体験

    3. 参加者の声に応じた応用的アプローチ
       ・各参加者の不調や課題に即した個別のアドバイス

    日本統合医療学会報告

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    日本統合医療学会報告

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  • 参加者の反応

  • 今回のワークショップには、研究者、医療従事者から一般の方まで幅広い参加者が集まりました。「肩こりや腰痛が軽くなった」「自分の体型や姿勢の特徴を初めて知った」「家庭や地域で実践できる方法が学べた」といった感想が多く寄せられました。また、「統合医療の社会モデルとして身体均整法を地域活動に取り入れたい」という意見もあり、地域共生社会の実現に向けた新たな可能性が示されました。


  • 今回の成果と今後の展望

  • 身体均整法はその汎用性と柔軟性から、専門職セクターはもちろん、地域住民によるセルフケアや予防活動にも応用可能な技術です。今回のワークショップは、統合医療の社会モデルにおける身体均整法の役割を考えるうえで、多くの示唆を与えるものとなりました。
    身体均整師会では、今後もこのような機会を通じて、身体均整法の普及と地域社会への貢献を目指して活動を続けてまいります。
    ご参加いただいた皆様、また開催にご協力いただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。

    一般社団法人身体均整師会 会長 小柳弐魄



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