日本大学医学部内科学統合和漢医薬学分野(旧東洋医学科)共同研究契約について
村松陽一 前会長
日本大学医学部と一般社団法人身体均整会の関係は、平成19年、日本大学医学部内科学統合和漢医薬学分野準教授 矢久保修嗣先生に全国講習会講師依頼を受けていただいたことに始まります。
その後、矢久保先生には一般社団法人身体均整師会の学術顧問に就任していただくととともに、身体均整法学園大阪校の解剖生理学講義を引き受けていただきました。
一昨年からは日本大学医学部6年生の方々の身体均整法学園における選択希望による「身体均整法概論」の受講、身体均整師養成講座受講生の日本大学医学部における講義参観などもおこなわれています。
このようにして当会と矢久保先生の医局である内科学統合和漢医薬学分野(旧東洋医学科)との交流が積み重ねられ、身体均整法に対する理解やその可能性に着目していただく事ができたことはまことに喜ばしいことでした。
このような流れのなかで、平成24年5月、日本大学医学部の承認の元に医学部内科学統合和漢医薬学分野(旧東洋医学科)と一般社団法人身体均整会との間に共同研究契約を取り交わす事ができました。
身体均整法は、亀井進先生が重心傾斜の観点から身体を捉える手技療法として60年前に世に問われた技術です。今後、この共同研究が発展し、現代医学に立脚した研究活動を通じて、身体均整法に対する社会的な信頼が確立されるとともに、技術としてのより大きな発展が期待できます。