身体は故障(病気・痛み・緊張・弛緩・異和感・不快感など)すると、歪んだり、動きが悪くなったり、硬くなったり、知覚が変化したりします。
身体均整法では、このことをひとまとめに「運動(可動)制限」と呼び、これに着目しています。運動制限があると、身体に故障が起きる原因となると考えます。
このように、運動制限と故障は関連(相関)し、それを解除・軽減させることにより、体の故障が回復することが、多くの経験により明らかになっています。亀井先生が、手技療法の神髄を「運動(可動)制限の解除」と喝破したのは、卓見だったと私たちは大いに誇りに思っています。
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周囲に肝硬変や肝炎の人がいましたら、Aのところ(白丸)を上から、手で軽く押してみて健康な人と比較してみてください。
硬かったり、痛みがあったり、異和感、不快感があります。また動脈硬化症や高血圧症の人がいましたら、Bのところ(赤丸)を同様に手で押して、健康な人と比較してみてください。
これらは、運動制限と疾患・症状との関係を示す、よい例だと思います。 |
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図2
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